何かとストレスのたまりやすい現代社会。
最近では、駅の中で人が倒れていたり、暴れたり喧嘩をしているのをよく見かけませんか?
そこまでいかなくても、人間関係のいざこざやスマホの使い過ぎによる疲労、仕事の山に亭主や妻の不貞行為、子供の非行や受験や嫁姑争い、隣人や同僚トラブルなど…ありとあらゆる要素がストレスとして働きます。
天気が悪い、気温が高い低いでも大きなストレスがかかります。子育てでもイライラしてしまいますよね。そのストレスをどう解消すればいいのでしょうか?
ストレスがかかり続ける
ストレスがかかり続けると自然治癒力が低下します。ホルモンの分泌が悪くなったり、ウイルスを体外に排出する力が弱まってきます。体を守る免疫力が低下してしまいます。
ストレスとは、外部からのストレスの原因となるストレッサーにより体の持っている自然治癒力が低下している状態のこと。体調不良の原因がわからずに悩んでいる人は、このストレスの状態を何とかしなければいけないところです。
私たちの自然治癒力は、体の状態を一定に安定させる恒常性が大きな役割を果たしています。例えば、冬になると気温は低下するので血管が収縮して、熱が外に出ることを防ぎ、体温を一定に保っています。この恒常性がしっかり働くためには自律神経の働きが良好なことが条件です。
その症状は
ストレスを放置しておくと予想以上に大変なことになります。頭痛や肩こり、吐き気・食欲不振・血圧の激しい上下・不眠や目の疲れ耳鳴りなどが代表的です。
具体的な症状を上げればきりがありませんが、体のすべてに悪影響が出てきます。自律神経を安定させることにより、体調不良のリスクは軽減されています。このようなストレスは病院の検査でどうなるものでもありません。目に見えないために、手術では取り除くことができないし、化学薬品でストレスを消滅させることはできません。
自律神経は2つ
自律神経には2種類があります。交感神経と副交感神経です。驚いたり不安を感じたりすると動悸がしたり、血圧が上がったりするのが交感神経の働きです。体の緊張状態が続くと副交感神経が強まり、体をリラックスさせるようになります。
昼間は交感神経が働き、夜間は副交感神経が働きます。交感神経と副交感神経がバランスよく働くことにより、健康に生活ができるのです。
自律神経の乱れとは、この交感神経と副交感神経の働きが悪くなっていることを指しています。
レモンと梅干し
ストレスにはレモンとか梅干しが効果的と言われています。精神的なストレスをすっぱい成分が緩和してくれるという研究もなされています。ストレスのたまりやすい人は、すっぱいものを避ける傾向があります。
ストレスをどうにかしたいというのなら血液を弱アルカリ性に保つことが必要。そのためには体を酸性に傾けるものを食べないことです。ひどいものばかり食べていると、血液が酸性化してストレスもたまります。そこらへんで暴れている人に限ってコンビニ弁当を抱えていたり……。食べるものは大切です。
副腎皮質ホルモン
副腎皮質ホルモンはストレスと大きな関係があると言われています。このホルモンは自然治癒力をコントロールしているといわれています。副腎皮質ホルモンが活発に分泌されていると、ストレスに強い体質になってきます。
ストレスをほうっておくと原因不明の大きな病になることもあります。体調が悪くなるだけでなく、心身症につながります。
血液をきれいにするのは自力で可能
薬を飲んだり手術をしたりでストレスを消滅させることはできません。むしろ、免疫力を弱める結果となります。
血液を酸性化させないこと、血液をきれいに保つことが大切です。そのためには食べ物です。他人から与えられるストレスはどうしようもないかもしれませんが、血液をきれいにすることは自力でできます。自分が変われば相手も変わります。