困ったことに牛乳をアルカリ性食品に分類する方がいます。博士と呼ばれる人でもこのような間違いを犯しているのだから大変です。牛乳をアルカリ性食品に分類するのは間違いです。
アルカリ性食品に含まれている成分
アルカリ性食品に分類されているものは、特定のミネラルが含まれています。カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウム
この4種類のミネラルを多く含んでいるものがアルカリ性食品だと短絡的に決めつけてしまう人がいます。
確かに当たっていることもあるのですが、よく考えなければ健康に悪いものまで取らされることになるので注意です。
牛乳にカルシウムは含まれているけど
確かに牛乳にはカルシウムが多く含まれています。カルシウムだけに注目するとアルカリ性食品に分類したくなる気持ちもわかりますが、牛乳にはリンが多く含まれています。
リンが多く含まれるものは肉ですが、血液を酸性化させて骨を弱くしてしまうのがリンなのです。リンが多く含まれている食品はアルカリ性食品に分類するべきではありません。Wikipediaでもアルカリ性食品の分類に牛乳が含まれていますが間違いです。
浅はかな健康オタクの人たちは、健康にはすぐにカルシウムと騒ぎ立てる傾向がありますが、その前にマグネシウムを取る必要があるのです。
マグネシウムを取らなければカルシウムを取っても骨になりません。骨にならないのでは、たくさんとっても意味がないのです。牛乳にはカルシウムが含まれてはいますが、マグネシウムの量が少ないです。
そのため骨にならず、血液を酸性化する酸性食品だととらえたほうがいいのです。
貴重だった牛乳だから
このような専門家は、戦後貧しい状況に置かれて牛乳の高級品だった時代を過ごしてきたために、豊かな社会になってから浴びるほど牛乳が飲めるようになり、牛乳の贅沢さを噛みしめてきたのです。
だから、牛乳は体にいいものであってほしい、という希望があり、アルカリ性食品として分類したのでしょう。自分の好きなものだけは別腹といった感じです。
アルカリ性食品ではなく牛乳は体に悪い
アルカリ性食品は血液をアルカリ性に傾けるだけではなく、骨を強くするという観点から見なければいけません。
その点で博士や専門家といわれる人もまだまだアルカリ性食品のことについてよくわかっていないことがうかがえます。骨を弱めるため牛乳は体に悪いものと認識したほうがいいです。
専門家でもカルシウム信仰にとりつかれている人はいまだ多いですが、カルシウムよりもマグネシウムに注目しましょう。