日本人の食生活は最悪なことになっています。ヨーロッパの栄養学を取り込んだせいで、タンパク質や脂肪ばかりを取るようになりました。肉ばかり食べたいがために、炭水化物を敵視する食事法が生み出されるくらいです。
ヨーロッパ人に比べると脂肪・たんぱく質の割合が少ないと洗脳されて、洋風の食事のマネをするようになりました。その結果、一応体つきは立派になりました。
しかし、欧米風の食事には問題があります。脂肪の多い肉を中心に食べることになり、野菜を食べる量が減り、必要なミネラルを取れなくなってしまうのです。アルカリ性食品を食べる機会が少なくなり、日本人の体質は全体的に血液が酸性に傾いています。
血液が酸性になると体が太り、肥満や高血圧・糖尿病各種の病に悩まされやすくなります。
肥満に苦しめられるのは大人だけでなく子供も同様です。
親がタンパク質と脂肪中心の食生活をしていれば、その子供も同じような体型になるのは当然です。しかも、食事の大切さをわかっていません。家庭で教えられるわけもなく、親も食の大切さを知らないので教えられないのです。
血液が酸性になることの危険性を誰も知らないし、教えてもらえる機会もないのです。
世界中で日本食が注目されていますが、健康にいいからにほかなりません。にもかかわらず、ひどいものを食べ続けている日本人はもったいないことをしているとしか言いようがありません。
ヨーロッパやアメリカの尻を追っかけ回さなくても、立派な食事がすでに自分たちの文化の中に組み込まれてきたのですから。
血液が酸性になると体が太ってきます。しかし、専門家はカロリーの取りすぎと思い込んでいます。血液の酸性化を無視して、カロリーの摂取量ばかりを減らそうというのです。結局、無理なダイエットになってしまいリバウンドすることになります。
カロリーの取りすぎが問題なのではなく、酸性食品ばかり食べているから悪いのです。食事制限をしてカロリーを制限すると、カロリーが足りなくなければ死んでしまうので急激に栄養分を取り込もうとしてリバウンドします。これは生命維持の観点から当然の結果です。
成長期の子供はダイエットすると骨格が発達しなくなります。若いときには細くて見た目がよくていいかもしれませんが、年をとったら大変です。
ダイエットの方法論ばかりが注目されますが、血液のpHについて誰も注目しません。ダイエット本を出版する芸能人がたまに出現しますが、本質を捉えないダイエット方法は効果もなく、すぐに忘れ去られ、あっという間にリバウンドして知らん顔の芸能人ばかり。
うまくいってもガリガリになって老けただけ、整体ごときで骨折するなど、やわな体になっただけ、ということも。
ダイエットを成功させたいなら食べものを変えることは重要。アルカリ性食品を普段から食べましょう。藪医者やインチキ研究者の間違った栄養学に翻弄されていれば、いつまでたってもダイエットなど成功しませんよ。