便秘を防ぐためには、消化しにくい物を食べることが必要です。
消化のしやすいものを食べることはいいこと、みたいに思われているようですが実は全く違います。
消化の悪いものが便を柔らかくする
消化の悪いものを食べると胃袋で消化されきれずに腸に送られることになります。そうすると便の中に空気が入って便がやわらかくなります。
食物繊維がたっぷり摂ると便通がよくなる、というのも胃の中で消化されない食物繊維が便の中に入り、便をやわらかくしてくれるのです。野菜を食べなければ便は硬くなり、排便が困難となります。
最近では、肉の脂が便をやわらかくしてくれる、などと平気で嘘をつく医療タレントもいます。よほど知識がないのか、よほどの肉好きなのかのどちらかです。医療関係者の言うことすべてが正しいわけではありません。それどころか、言うことがコロコロ変わるので注意です。「言うことが昨日と変わりました」と謝罪した専門家は今までに存在していません。
便秘を治すのは薬ではない
便秘だからといって病院やクリニックを訪れると、軽い気持ちで下剤を処方する医師がいますが大きな間違いです。
便秘の患者に下剤を投与することにより、腸の中の水分が増えて下痢を起こす。その下痢を止めるために、便秘薬を飲ませる。そして最終的には腸の働きが停止して排便不能になります。そして手術で便を取り出すという狂った流れです。
高い金を積んで医科大学で何を勉強してきたのでしょうか。
便秘を起こす原因は食生活が悪いからです。肉のような消化しやすいものばかりを食べているから便が硬く、出しにくくなっているのです。薬を使って腸内の水分量を増やしたり、薬を使って腸を刺激しても、その反動が訪れてさらに苦しい思いをすることになります。
草食動物は、干し草や生草などの食物繊維を食べさせないと腸に便が詰まって死んでしまいます。それを見た獣医が動物の肛門の中に手を突っ込んでほじくり出す、というようなことを昔からやっているのですが、実は動物でも人間でも全く同じです。
消化のいいものばかりで胃が弱る
胃袋の弱っていない若い人が、消化の良いものばかりを食べても胃腸の働きが弱くなります。
消化しやすいものばかりを食べていると、消化しにくい物が入ってきたときに具合が悪くなってしまいます。特に、加工されすぎた消化しやすいものばかりを食べているのはよくありません。
加工食品を控える
コンビニ弁当など加工食品には食物繊維がほとんど含まれていないため、便秘体質になります。サラダを食べているから大丈夫と言っても、さっぱりしたものばかりで、しかも加工されているので補給できる食物繊維などたかがしれています。明らかに足りません。
便秘の改善には、人工的に作られた加工食品を控えるようにしましょう。