ポスト抗生物質の未来に近づいている?化学医療は “ゲーム終了”の末期的失敗を迎える
多剤耐性が細菌集団に広がり続けているため、抗生物質が全く役に立たなくなる未来に我々は否応なく向かっているようだ。
こう専門家は警告している。
抗生物質耐性は、バクテリアの進化による自然産物である。その中には、他の生物が自分たちに対して作り出す防御化学物質、つまり抗生物質がまさにベースとしている化学物質も含まれている。そのため、ある細菌集団が抗生物質にさらされると、脆弱な生物はすべて死滅し、薬剤耐性を持つものだけが次の世代に遺伝子を受け継ぐことになる。
しかし、ウイルス感染症や危険性のない細菌感染症の治療に抗生物質を無責任に使用したり、特に家畜の成長促進剤として抗生物質を使用したりすると、この過程が劇的に加速されるのだ。
「悪夢のバクテリア」
8月にリノの病院に入院した70歳の女性が、クレブシエラ・ニューモニエに感染して敗血症性ショックを起こしたというショッキングな事件は、この先の未来を予兆していた。この女性は抗生物質による治療が効かず死亡したため、細菌のサンプルが疾病管理予防センター(CDC)に送られ、分析が行われました。
研究者たちは、この肺炎桿菌が「最後の砦」であるコリスチンを含む、米国でヒトへの使用が承認されている26種類の抗生物質全てに耐性があることを発見した。
肺炎桿菌はもともと腸内に存在する菌で、通常、入院患者など怪我や病気で弱っている人にのみ感染症を引き起こす。この女性は最初、インドで足を骨折して入院しているときに感染した。このように、CDCが言うところの「悪夢の菌」は、まだ米国では流行していないようだ。
英国抗生物質研究所の主任研究員であるデビッド・ブラウンは、「世界旅行が容易になったということは、このようなケースが増えるということです」と述べている。
現代医学の終焉
ポスト抗生物質の未来は、誰もが予想するよりも早くやってくるかもしれない。
すべての抗生物質は、ほんの数種類の化学物質から作られているのである。すべての抗生物質は、ほんの一握りの化学物質から作られている。そして、いったん細菌がある薬に耐性を獲得すると、その耐性は同じクラスのすべての薬に急速に一般化するのだ。
さらに、製薬会社は利益率の低さから、新しい抗生物質の研究をほとんど放棄している。
しかし、結局のところ、新薬の開発さえも、抗生物質による医療の終焉を遅らせるだけだろう。専門家は、畜産業での日常的な使用の中止を含め、抗生物質の使用を広範囲に変えることだけが、この問題を本当に止めることができると警告している。
2015年、世界保健機関のトップであるマーガレット・チャンは、こうした変化がなければ、「一般的な感染症が再び命を奪う、ポスト抗生物質の時代 」に突入すると警告している。
この時代は、今生きている多くの人が生きている間に到来する可能性が高い。英国政府の「抗菌剤耐性に関する検討会」の予測によると、2050年までにスーパーバグによって年間1000万人が死亡し、がんと糖尿病による死亡を合わせた数よりも多くなるという。これは、現在これらの感染症で死亡している人数の10倍に相当する。ナイジェリアなど一部の国では、同年までにスーパーバグが全死亡者の4分の1を占めると予測されている。
注目すべきは、これらの数字が、たった6種類の薬剤耐性病原体(ただし、そのすべてが細菌というわけではない)による死亡をカウントしている点である。肺炎桿菌、大腸菌、MRSA、HIV、結核、マラリアである。
抗生物質がなくなった世界は、治療が可能になった感染症で人々が死ぬことを意味するだけではない。手術やがん治療、臓器移植など、現在では当たり前の医療行為の多くが不可能になることを意味する。これらの医療行為ができなくなることによる死者は、年間1,000万人という数字には含まれていない。
チャンは、有効な抗生物質が失われることは、「我々が知っている現代医学の終焉を意味する」と言う。
手術やがん治療、臓器移植ができなくなるなら間違いってこと
真の治療は血液の質を考える
真菌が病気の原因と考えるのも誤り
真菌の発生原因は血液酸性化による細胞破壊であり、対策は弱アルカリを意識して細胞を破壊させないこと
完全にパスツール詐欺にハマっている
抗生物質投与でよけい悪化するハメに
殺菌は時代遅れ
殺菌した結果よけい菌がわいて体調が悪化する
血液の質を無視して汚してばかりの治療行為は淘汰される