遺伝子組み換え食品だろうが、遺伝子治療ワクチンだろうが、遺伝子〇〇でロクなことになったためしがありません。
遺伝子を弄くると、いろいろな問題が解決できると思い込んだ科学者たちですが、よけい問題を作る結果となりました。
フェイクフード：遺伝子組み換え作物はあらゆるレベルで大失敗
遺伝子組み換え作物は、かつて地球が直面するあらゆる問題の解決策と歓迎された。提案者は、農薬の必要性を減らし、収穫量を増やし、栄養価の高い食物を大量に生産して世界を養うのに役立つと主張した。
しかし、20年後の今、遺伝子組み換え作物は、飢餓に苦しむ人々の夢をかなえるものとは程遠いものであることが、ますます明らかになってきている。
それどころか、遺伝子組み換え作物は、ますます悪化する悪夢であることが証明されたのだ。遺伝子組み換え作物は、これまでの約束をことごとく裏切ってきたばかりか、この世界とそこに住む人々を徐々に殺そうとしているのだ。
遺伝子組み換え作物の大失敗について、ドラマチックに聞こえることなく語ることはできない。なぜなら、この状況はあまりにもセンセーショナルな展開を見せ、まるでフィクションのように聞こえるからである。残念ながら、この危険な行為のために家や命を失った何千もの動物や人々にとって、悪夢はあまりにも現実的である。
主な問題は、遺伝子組み換え作物が耐えられるように設計された除草剤ラウンドアップが、多くの深刻な健康被害をもたらすことが判明し、世界保健機関に「発がん性物質」の可能性があるとのレッテルを貼られたことだ。
遺伝子組み換え作物は世界を養っているのか
20年前、ヨーロッパの多くは遺伝子組み換えの概念を否定していましたが、アメリカとカナダは真っ先にその概念に飛びついた。
それ以来経過したデータを調べると、この技術がどれほど成果を上げていないかがわかる。実際、ニューヨーク・タイムズ紙が国連のデータを使って分析したところ、アメリカとカナダは西ヨーロッパと比較して、1エーカー当たりの食料生産において、目に見えるほどの優位性を獲得していないことが判明した。全米科学アカデミーの最近の報告書も、これを裏付けている。
私たちは以前より除草剤を使わなくなったのか？
では、私たちは除草剤の使用量を減らしているのでしょうか？答えは、「ノー」です。答えは「ノー」です。
綿花、大豆、トウモロコシなどの主要作物が注目の遺伝子組換え作物になったにもかかわらず、除草剤の使用量は増えている。これらの作物が導入されて以来、菌類や昆虫を殺すための毒物の使用は減ったかもしれませんが、除草剤の大量散布は実に21％も増加している。
一方、フランスでは除草剤の使用量が36％、殺虫剤と殺菌剤の使用量が65％減少していることが指摘されている。
グリーンピースの報告書『20 Years of Failure』によれば、2004年以降、アメリカではグリホサート耐性の雑草が5種類から14種類に増え、アルゼンチンでは農家がラウンドアップレディ大豆に切り替えたため、大豆へのグリホサート使用量は1996-97年から2003-04年にかけて56倍になったという。
遺伝子組み換え作物の失敗は目を見張るものがあり、1995年から2011年の間に29万人以上のインドの農家が、遺伝子組み換え作物の導入と作物の失敗によって膨らんだ負債を理由に自殺している。
遺伝子組み換え種子は登場以来、価格が高騰し、従来の種子より大幅に高価になっている。さらに、特許で保護されているため、毎年保存して植え替えることができず、農家にとっては高い経常経費となっている。
また、遺伝子組み換え作物は、ミツバチやオオカバマダラなどの益虫を大量に死なせる原因ともなっている。特にひどい例では、カナダで最近植えられた遺伝子組み換えトウモロコシのせいで、3700万匹のミツバチが死んだとされている。この作物にはネオニコチノイドが散布されており、世界中で、特にエアシーダーを使用した場合に、ハチの損失につながるとされている。
どう考えても、遺伝子組み換え作物は失敗作でしかない。土壌、空気、水を汚染し、ほとんどすべての生命体に何らかの害を及ぼし、私たちの地球に大混乱をもたらしてきた。
モンサント社の影響力の大きさと、自社製品を守るためには手段を選ばない姿勢を考えると、この悪夢はいつまで経っても終わる気配がない。
