従来の定説では、血液型が生まれてから死ぬまで変わるものではなく、親と子の血液型の遺伝は、メンデルの遺伝法則に従うとされています。
ランドシュタイナーが血液の凝集反応を利用してABOAB式を提唱して定着しました。
ウィーナーがS式血液型関連抗体Sを発見して、抗体 M 抗体N 抗体S などによってMN式と組み合わせて ABO型とは関係なく、6種類の型に分けられ、人の血液型は36種類に分けられるとされています。
Rh因子
1941年に発見されたRh因子というものがあります。
コーカサス人の85%の血液が、サルの一種の赤血球を注射して敏感にしておいたモルモットの血清で凝集できることをウィーナーが発見。
この血液型をRHプラスと呼び、欧米人の85%がこのRhプラス型の血液を持っています。
日本人ではO型の血液型をもつ人の3人に1人はRHマイナスの血液型です。この人がRhプラスの男性と結婚して生まれた子供がRhプラスであるとき、症黄疸にかかった新生児イエローベビーとなる危険があるとされています。
血液型は変化する可能性
血液型は変化する可能性があるとされています。血液型は細かく分けると30万種以上に分けられ、さらに細かく分けると1000万種類以上にも分けられるともされています。
日本では A・B・O・AB 型の4種類で輸血の適応型とされているのが現状です。
血液型は一生の中で変化するものだと主張する者もいます。人の血液中のタンパク質はその人それぞれの形質が個性を持っているため、細かい点には原理的には1人1人異なるはずですだから、人類には1000万種類以上の異なる血液型があるというのは認めざるを得ません。
そして、食物やその他の内外環境密接に関連しています。生まれてから死ぬまで血液型は全く変わらない、という固定観念は変えていった方がいいでしょう。