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09 赤血球の寿命

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現代医学においては、赤血球は、血球の中で最も古くもので、死の一歩手前にあるものであり、115日くらいの寿命で体のどこかで消失するもの、という認識になっています。

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寿命は正確に測定できてない

多くの人々によって様々な方法による結果が報告されてはいます。

測定には技術的に困難が伴います。

また、凝集反応を応用して赤血球の寿命を測定し結果を得ている人もいます。

赤血球は白血球を経て他の細胞に分化します。赤血球が流血中から消失しても、赤血球自体は死滅した、とはいいきれません。

姿を変えて生き残っているのだから、本当の赤血球の寿命はこの分化作用を考慮した上で測定するべきです。

しかし、現代の血液学者の研究はその辺りの事情を考慮していません。

崩壊死滅した現象と、固定組織に分化したものを混同しているので、正確な寿命が分からないことになってしまいます。

乳癌にかかっているマウスの赤血球では、赤血球の寿命は40日から26日に半減したと報告があります。貧血の時も赤血球は短命だとされてはいます。

がん細胞腫や貧血の場合、赤血球は、肝臓や脾臓に抑留されて、肝臓や脾臓の細胞に分化し、肝臓や脾臓が肥大し速やかに流血中から消失されます。

従来の見解では、がんや貧血において、患者の体内では赤血球に欠陥を生じ、早く破壊されるためだと理解しているようです。

赤血球の他の細胞に分化する時には、一度血球が破壊されたような形になります。一般の血液学者は、赤血球がそのものが破壊され、消失するものだと信じ込んでいます。

そのまま消失するものではなく、赤血球モネラの中にDNAを含む新しい細胞核が新生するのです。

アイソトープを使用する方法

赤血球の寿命の測定するために、ラジオアイソトープ(放射性同位元素)を使用して研究した者がいます。

この方法は、アイソトープを赤血球にラベルして、そのラベルされた赤血球が流血中から消失する日数で赤血球の寿命を決めるのですが、問題があります。

現代医学の研究は、従来の血液学説が完全に正しい、という前提のものでの見解です。

輸血された赤血球は、一律にすべて同じ性質のものと仮定されていますが、決してすべて同じ性質のものばかりではありません。ただ単に全体の平均値を取っているだけです。

アイソトープで処理した赤血球は正常な赤血球とは異質のものです。
他の個体からの輸血によって拒否反応を起こしたり、肝臓や脾臓で蓄積される可能性が高く、正常な赤血球の分化に支障を招く危険性があります。

赤血球の寿命が、アイソトープで測定できると考えるのには無理があります。

脾臓の作用について

脾臓の作用
人体の左の上腹部にあり、上方は横隔膜に、内側は左の腎臓と接している。前方には胃が存在する。肋骨の下に隠れており通常は体表からは触れない。 脾臓の大きさは長さ12cm、幅7.5cm、厚さ5cm程度で、腎臓のようなソラマメに似た形をしている。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%BE%E8%87%93

脾臓の機能
造血機能:骨髄で造血が始まるまでの胎生期には、脾臓で赤血球が作られている。生後はその機能は失われるが、大量出血や骨髄の機能が抑制された状態では再び脾臓での造血が行われることがある(髄外造血)。ラットやマウスでは出生後も造血が行われる。

血球の破壊:古くなった赤血球の破壊を行う。赤血球中のヘモグロビンを破壊し鉄を回収する働きもある。摘出により溶血性貧血が改善された例がある。

脾臓は、弱った赤血球を除去する器官と信じられています。その理由は、アイソトープでラベルした赤血球は脾臓に非常に蓄積するからです。

一般に脾臓を摘出したラットとしないラットでは、赤血球の寿命に影響はないが、わずかに赤血球の寿命が長くなる、一方で脾臓を除去した犬や人では赤血球の寿命に変わりがないという、報告もあります。

脾臓を摘出したものでは、網内皮系細胞が脾臓の役割を一部代行すると従来の血液学者は主張します。

脾臓では、赤血球から細胞網内皮細胞に分化していくときに、一見、弱った細胞が壊れるかのように見えます。
この赤血球モネラ内部に新しい核を新生し、脾細胞や網内系細胞に分化しているわけです。

つまり、脾臓は赤血球を破壊しているのではなく、修理している器官といえます。

赤血球につけたアイソトープを除去して、赤血球を作り直すわけですから、正確な寿命を測定するのは難しいといえます。

古い赤血球を脾細胞や網内皮系細胞が除去する、と誤解をしているために、赤血球の寿命を決定が混乱しているのです。

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