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28 アザラシ児を生んだサリドマイド 奇形になるメカニズム

  • 2022-09-12
  • 2022-12-16
  • 血液
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西ドイツでは、1961年にサリドマイド系睡眠薬がグリューネンタール社から、コンテルガンという商品名で発売されました。

この薬品が発売されると、アザラシ児が増えました。

アザラシ肢症(アザラシししょう、phocomelia)とは、特徴的な四肢の長骨がない、または短く、手または足が直接胴体についているため、アザラシのように見えることから名付けられた先天性疾患の1つ。https://ja.wikipedia.org/wiki/アザラシ肢症

サリドマイド系睡眠薬の被害

妊婦たちがつわりを軽くするためにこの薬を服用して、それから2〜3年の間に6000人のアザラシ児が生まれ、イギリスでは1000人、日本では915名が生まれました。日本では昭和33年から38年まで販売されていす。

アザラシ児には、手足がなかったり、短かかったりする奇形だけではなく、手足の運動が不自由だったり 精神に異常があったりする特徴がありました。つわりを無理やり止めて安眠をしたい一心で、麻酔性の強い神経毒サリドマイドを飲んだ結果でした。

このサリドマイドは、なぜ手足のない子供を生ませるのでしょうか。世界中の学者は、明確な理由をいまだに説明できずにいます。従来の原理では説明できません。

妊娠一か月ぐらいにこの薬を飲むと、アザラシ児の手はありません。肩から指が生えたような、手の短い子供が生まれます。この時はちょうど胎児の手の原基が肩から伸び成長する時期です。この手足の原基ができる時に、サリドマイド系睡眠薬を飲むと手足の発達が停止して阻害されてしまいます。

これまでの医学によると、手や足の原基は、肩・腰の付け根部分にある細胞が、他の部分より活発に分裂増殖をしていて足が伸びるものだと想像されていました。

しかし、この部分で活発に細胞分裂をしていることを証明した人は世界中に一人もいません。

なぜ成長できるのか

手足が伸びるのは、肩や腰の付け根から部分の血管と神経が活発に活動して血液がそこに集中し、その部分の血球から手足の筋肉・骨・皮膚の細胞などへ赤血球分化が起こるためです。

正常な成長には、血液をその箇所に集中させるために、血管が伸びて、血管壁に分布している神経が正常に機能している必要があります。

神経を麻痺させる薬剤は、母親の血液から胎児の血液中に入って血管運動神経を麻痺させます。血液補給が止まるので、赤血球分化による手足の細胞増加が阻害されます。

下肢の坐骨神経を切断すると、神経の再生は行われず、血液循環が阻害されて下肢や指先から組織の壊死に至り、ついには足を切断にまで至ります。このような神経の障害は、血液や血管の正常な機能を阻害して、血液供給を止めてしまいます。

厚生省・製薬会社・医師

これは製薬会社の責任だけではなく 政府当時の厚生省に重大な責任があります。また、奇形児の生まれるメカニズムも説明できずに、黙って見過ごす医師たち責任でもあります。ちなみに、厚生省はこの薬の申請は出てからたったの2ヶ月で販売を許可しています。

アメリカでは食料薬剤局の女性薬剤官ケルシー夫人は、サリドマイド型睡眠薬の発売を申請した製薬会社に対し、妊婦に危険があるとして販売を禁止しています。そのため、アメリカでは一人のアザラシ児も生まれませんでした。

妊婦は薬品を一切使わないように警戒する必要があります。風邪に解熱剤として用いられるアスピリンには神経麻酔作用があるので、妊婦は服用してはいけません。

ステロイド系ホルモンなどが含まれる鎮痛剤や、神経に作用する化学薬品、市販薬、精神安定剤、乗り物酔いの薬などは血液を汚染するので、胎児だけでなく成人に対しても有害なので、極力避けましょう。

医師の薬迷信による被害はおさまるどころか、60年前のサリドマイドよりもますますその信仰は強くなり、歴史上最悪の毒ワクチンジェノサイドを引き起こしました。

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