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血清肝炎の原因が輸血

血清肝炎は肝炎ウイルスによって起こるものと現代医学的には考えられています。

1970年の時点で、アフリカでは毎年、輸血による血清肝炎にかかる者が3万人いて、その中で1500人〜3000人は死亡しています。潜在的な血清肝炎は報告しようがないので正確な数値はわかりませんが、毎年、少なくとも15万人が輸血による血清肝炎にかかっているものと推定されています。

48000人の患者を調べた結果、輸血の副作用の恐ろしさは従来考えていたよりもはるかに大きいものであることが暴露されています。

マサチューセッツ州のゼネラル病院の血液銀行のハギンズ博士は「このことは驚くべきことであり事実である」「このことは世界で直面している問題である」と言います。

ある病院では輸血の副作用で告訴されることを恐れ、輸血の危険な副作用を起こしうることをあらかじめ告げてから輸血するところもあります。

クック郡の統計によると、48000人の輸血を受けた患者の約5%が、輸血の直後に重篤な副作用を起こしています。

ところが、この統計は、長い期間どのような悪影響が起こったかについては全く報告していません。

日本の統計では輸血を受けた者の18%〜20%が血清肝炎になると言われています。気が付かないまま血清肝炎にかかっている人は予想以上に多いものと推測できます。

輸血で肝炎になるメカニズム

急性肝炎は肝臓ウイルスによって発生すると言われています。しかし、輸血をする前にその輸液中に肝炎ウイルスが存在するか否かを判別することは理論的にも現実的にもほぼ不可能です。

というのも、ウイルスは細胞が病的に変化すると、たとえ親ウイルスの存在がなくても細胞内に自然発生するからです。

しかも、輸血を必要とする患者はたいてい病人です。抵抗力を失い、病的な状態になっているから、ウイルスが発生しやすい状態になっています。

肝臓は、血液中に含まれている有害物質・異物を抑留して無害なものに変える働きを持っています。他人の血液や血球は異物として判断されます。

そのため、他人の血液を輸血されると、人体は、有害物として認識し血液が肝臓に集中して肝炎を起こします。

そして集中した赤血球は白血球をへて肝細胞になり、肝臓が腫大します。それが慢性になると結合組織になり、肝硬変になったり、場合によっては肝臓癌に変わるのです。肝炎の急増が輸血によるものと指摘する学者もいます。

がんの患者に栄養補給のためと称して輸血する医師もいます。血液の容積の約半分を占める赤血球は、人体には異物として扱われます。異物は、肝臓や脾臓に溜まって、肝臓や脾臓を腫大させる結果となります。がんは輸血によってますます大きくなることになるのです。

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