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骨を弱くするだけじゃなく健康上のリスクになる牛乳

骨を丈夫にすることは健康には重要ですが、骨をダメにしてしまう2つの代謝活動があります。「脱灰(だっかい)」と「異所性石灰化(いしょせいせっかいか)」です。

「脱灰」は骨が溶けてしまうことを指します。
「異所性石灰化」は骨が溶け出しカルシウムが血液中に流れ、本来あるべきでない場所にカルシウムが蓄積することです。

そして、骨にカルシウムを蓄積しようとする再石灰化が追いつかなくなることが問題です。

マグネシウム不足で脱灰促進

骨の再石灰化が追いつかなる原因としてマグネシウム不足があります。骨の中のマグネシウムが不足すると、カルシウムが骨の外に流れ出してしまいます。

マグネシウムは、骨を再生させ再石灰化を促進させる効果があります。マグネシウムが足りなければ、脱灰の原因となり骨がもろくなってきます。

動物性タンパク質の取りすぎ

もう一つの理由に、動物性タンパク質の過剰摂取があります。肉などの動物性タンパク質をとることにより、代謝の副産物として酸性物質が体の中に残ります。

血液が酸性に傾き、中和するために骨からカルシウムが溶け出してしまうのです。骨がどんどんもろくなり、本来ならカルシウムがなくていい場所に蓄積されてしまいます。

この動物性タンパク質の代表として牛乳があります。日本人はもともと牛乳を分解する酵素を持ち合わせていません。牛乳を飲んで、おなかを壊し下痢をする人が多いにはこのためです。牛乳の中に含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素が、日本人は活発に働かないのです。

さらに、ラクターゼは乳児期を除いてほとんど働かないのです。乳液は母乳を飲むのでラクターゼが働くことになります。しかし、成長すると母乳を飲まなくなるのでラクターゼは働かなくなります。そのため、成人は牛乳を分解しにくく、体調を壊しやすいのです。

アレルギーを引き起こす

日本の文化には酪農文化が根づいていなかったので、日本人は、遺伝子的にも牛乳を吸収しにくい体で、消化器に負担がかかりがちです。うまく消化できないので牛乳の成分が消化されないままに腸に蓄積されます。これが食物アレルギーの原因となってしまいます。

体内に入ってきた食物は、消化酵素が働いて細かく分解され、腸粘膜から吸収されます。細かく食物を分解することにより食材の持っている特性や情報をなくし、人間用の材料に変化させます。

消化されなかったタンパク質は人間にとっては異物の扱いになってしまいます。体内に異物が存在すると免疫システムが不要物を体外に押し出そうと働くことになります。これが食物アレルギーを引き起こします。アトピー性皮膚炎・ぜんそく花粉症などのアレルギーの原因となることもあります。

ホルモン剤が含まれることも

牛乳は、体内のホルモンバランスにも影響を与えます。牛乳は子牛を育てるためのもので、成長のために成長ホルモンが高い濃度で含まれています。

それだけならまだかわいいもので、搾乳量を増やすため人工的に成長ホルモンが投与されることもあります。搾乳は出産した牛ばかりでなく、妊娠中の牛からも行われます。

牛は妊娠すると女性ホルモンの濃度が上がるので、搾乳した牛乳には高濃度の女性ホルモンが含まれることとなります。

私たちの体にも牛乳を飲むことで高濃度の女性ホルモンを摂取することになってしまいます。成長ホルモンや、女性ホルモンの作用を牛乳がしてしまったり、他のホルモンの分泌をムダに活発にさせてしまい、体調不良を引き起こす結果となることもあります。

乳牛が病気にかかると抗生物質が投入されます。その牛から搾乳すれば、抗生物質が牛乳に含まれることになります。飲んだ私たちも抗生物質を飲むことになります。エサになる牧草や資料の栽培過程で農薬が使われることにより、私たちの体内にも農薬が入ることとなります。

あまりよくない牛乳

私の健康に重要な役割を果たしている骨ですが、牛乳はカルシウムたっぷりで骨の健康にいいと思っていると足をすくわれます。これだけの問題が牛乳にはあります。子供の時からおなじみで、給食で出されるかもしれません。タンパク質が多く、ミネラルバランスを崩し、体調不良を引き起こすこともあります。日本人には向いておらず、積極的に牛乳を飲むことはあまりおすすめできません。

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