骨はコラーゲンからできています。その骨が悪玉になってしまうと、
質の高い骨が作られません。
コラーゲンを悪玉にする元凶となるのが糖化。
糖化を避けるとコラーゲンの質が高まり、丈夫な骨ができ上がります。
そこで重要なのは食事です。
糖化しない食事って、いったい何なのでしょうか。
血糖値とGI値
糖化が進んでいることを示す数値として血糖値があります。
血糖値が低ければ、糖化が進んでいない証拠です。
食品によっても血糖値が上がりやすいものと、
それほど上がらないものがあります。
GI値(グリセミック指数)という指標があります。
この数値が高ければ高いほど血糖値が上がりやすい食材
であることを意味します。
ブドウ糖を100としたとき、その食材が血糖値をどれくらい上昇させるか
を示す数値です。
代表的な食材のGI値
※数値が低いほど血糖値が上がりにくい
●主食(精製されてないと低い)
白米 | 83 |
玄米 | 55 |
精製した小麦粉使用フランスパン | 92 |
食パン | 90 |
未精製ライ麦パン | 57 |
全粒粉パン | 49 |
ラーメン | 72 |
そば | 58 |
●野菜(GI値高め)
ジャガイモ | 89 |
ニンジン | 79 |
ヤマイモ | 74 |
カボチャ | 64 |
●野菜(GI値低め)
キャベツ | 25 |
ピーマン | 25 |
ブロッコリー | 24 |
モヤシ | 21 |
●果物
パイナップル | 64 |
スイカ | 59 |
バナナ | 54 |
イチゴ | 28 |
パパイヤ | 29 |
オレンジ | 30 |
●海産物
ウニ | 48 |
塩ザケ | 46 |
アジ干物 | 44 |
イワシ | 39 |
カツオ | 39 |
カレイ | 39 |
サンマ | 39 |
GI値60以下がオススメ
おすすめの食材は、GI値60以下のもの。
GI値は、調理法や他の栄養素の組み合わせにより大きく変化します。
血糖値を上げないためには、血糖値を上げる食事を避けること、
血糖値を上げにくい調理法が重要となってきます。
糖分たっぷりのジュースを飲むと血糖値が一気に上昇します。
高い血糖値は糖化を招きます。
そのまま食べる
果物はそのまま食べるのかオススメ。
食物繊維がたっぷりとれて、血糖値の急上昇を防いでくれるからです。
ジュースにすると食物繊維が取り除かれ、糖分だけが残ります。
糖分の吸収スピードが上がるため、血糖値の急激な上昇を招きます。
というわけで、果物はジュースにして飲むよりも、
丸ごと食べたほうが健康にはいいのです。
できるだけ精製加工されていない食品を選ぶことが重要です。
生で食べることには糖化だけでなく、ビタミンの面からも
こんなメリット(ビタミンをたっぷり取れる野菜の食べ方)もあります。
低GI値生活
骨を丈夫にするための条件は糖化を防ぐことです。
糖化を防ぐためには、血糖値の上昇を防ぎ、
血糖値が上がりにくい低GI値の食材を選ぶこと。
できるだけ加工しない調理方法がおすすめです。