牛乳は体にいいと思ってる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。残念なことに、牛乳を飲むと骨が弱くなるというデータが示されています。
「カルシウムは骨にいいんでしょ?」
根拠もなく作り上げられた常識を真に受けてはいけません。
研究でもわかるカルシウムの弊害
アメリカの大学で行われたある研究では、乳製品を摂取する人は骨折が多く、大腿骨頚部骨折と糖化の危険度は乳由来のカルシウムに関係している、と結論づけたものがあります。
骨粗しょう症は乳製品と肉を最も多くする摂取するアメリカ・スウェーデン・フィンランドが最も多いと指摘する人もいます。
1日1000mg以上カルシウムを摂取するアメリカ黒人移民は、296mgしか摂取しない南アフリカ黒人よりも、大腿骨頚部骨折が9倍多い、と指摘する人もいます。
動物性タンパク質を最も多く摂取していた女性は、植物性タンパク質を摂取していた女性よりも骨量の減少と大腿骨頚部骨折リスクが3.7倍高く、動物性タンパク質の摂取量を減らすことで骨粗しょう症の改善が期待できる、という人もいます。
乳製品の摂取が年齢の低い時期であればあるほど、高年齢になったとき、大腿骨頚部骨折を起こす危険性が高くなるという人もいます。
日本国内では、このような都合の悪い研究結果を主張する人はいません。損するだけだからです。
沖縄
長寿といわれる沖縄でも全く同じ結果が示されています。
沖縄の100歳以上の人は、乳製品をほとんど取らないのに股関節の骨折率が低い
カルシウムの摂取が骨粗しょう症リスクを軽減すると裏付ける研究がほぼない
乳製品を取っていない地域ほど骨粗しょう症が逆に少ない
乳製品や肉類など高たんぱく食品には脱灰の危険性があります。カルシウムの摂取源として、大豆製品や海藻類キャベツ・ブロッコリーなどの植物性の食品が推奨されます。
長生きしたいなら、このような生活習慣を身につけるしか方法はありません。牛乳は役に立ちません。
骨折しやすい生活習慣
骨折しやすくなる生活習慣は調査により示されています。以下の通りです。数値が低いほど骨にはよく、高ければ骨折リスクが高いです。
●食事
チーズを普段から食べる | 3.99 |
ヨーグルトを普段から食べる | 3.46 |
コーヒーをたくさん飲む | 3.23 |
牛乳を普段から飲む | 2.14 |
●生活
2~3カ月寝たきり | 2.89 |
最近6カ月の不眠 | 2.44 |
自力で入浴できない | 2.09 |
自力で家事ができない | 1.54 |
●既往症
脳卒中の既往症 | 4.68 |
貧血の既往症 | 2.08 |
糖尿病の既往症 | 1.98 |
肉類の食習慣 | 1.59 |
●オッズ1未満(おすすめ)
薬物治療を受けていない | 0.38 |
アルコールを適量(1合未満)飲む | 0.61 |
魚をよく食べる | 0.60 |
運動をよくする | 0.46 |
日本茶をよく飲む | 0.59 |
硬いものでも食べられる | 0.70 |
オッズが1よりも高ければ骨折リスクが高まることになります。骨折が原因で寝たきりになる人はいますが、寝たきりの骨折リスクを高めます。糖尿病や脳卒中のリスクを高めます。骨折と肥満は関係があることがうかがえます。
カルシウム豊富な牛乳・乳製品は逆に骨折リスクを高めてしまうことが示されています。ヨーグルト・チーズ・牛乳は明らかに体に悪いです。自力で入浴できないとか家事がこなせないなどのリスクよりもはるかに高いのです。
肉類は週2回程度食べるだけでもリスクが高まります。日本人の大半は骨折リスクが高まっていることがわかります。牛乳・乳製品肉類は脱灰を促進させ、骨をもろくします。骨からカルシウムが溶け出してしまう脱灰は、上に挙げたような生活習慣で構築されてしまうのです。
運動習慣のある人、硬いものを食べる人は骨折のリスクが小さくなっています。運動習慣のある人は、骨に衝撃がかかり丈夫な骨となります。硬いものを食べられるのは骨が丈夫な証拠です。
脱灰させない生活を目指す
上に紹介した生活習慣で、骨をもろくさせるものを一つも行っていない人はほぼいないでしょう。週2回、肉を食べたくらいで骨折リスクが高まってしまうくらいです。いきなり骨折しにくい生活習慣に切り替えられないかもしれませんが、少しずつならできます。
ヨーグルト・チーズ・牛乳などの乳製品は、骨が溶け出す脱灰を進めるので健康によくないのです。