骨を大切に

骨質を決めるコラーゲン

  • 2018-06-01
  • 2020-03-24
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骨を大切に

骨の健康を考えるときに大切なのが質。骨密度検査ではカルシウム量だけしかわからず、骨の質までは検査できません。カギを握るのはコラーゲンです。骨の質はコラーゲンによって決まるといっても過言ではありません。

骨を建物に例える

人間の骨は建物に例えるとわかりやすいです。セメント部分はカルシウム、鉄筋部分を構成しているのはコラーゲンです。そのコラーゲンには、善玉のコラーゲンと悪玉のコラーゲンの2種類があります。

善玉コラーゲンは、鉄筋部分の網目構造に不可欠な架橋結合がきちんと整い、骨の密度・弾力ともにバランスがいいです。一方、悪玉コラーゲンは架橋結合が乱れ弾力がなく、強度ばかりが高くなっているのが特徴です。

骨の強度が高いだけではちゃんとした骨とは言えません。良質な骨ほど適度な弾力があり、衝撃を吸収し外に出しやすく、骨折しにくいです。ただ硬いだけの骨ではボキッと折れてしまうのです。

というわけで、丈夫な骨を作りたいなら、しなやかさと硬さの両方を兼ね備えた善玉コラーゲンの骨が必要となるのです。

シワでわかる骨の状態

シワの多い人がいますが、皮膚の弾力が失われた状態です。これまではコラーゲンが不足することが原因、だと思われてきました。

皮膚のコラーゲンが不足しているのではなく、善玉のコラーゲンが少なく、悪玉のコラーゲンが多い状態であることがわかってきました。弾力がなく硬い皮膚になっているのです。シワの多さは、善玉のコラーゲンが少なく、骨の質が悪いことが推測されます。

海外のある大学の研究によると、被験者の女性に対して顔と首のシワの画像を測定し、額と頰の皮膚の硬さを測定したところ、皮膚のシワの深さは、骨密度の低下に関連し、皮膚が硬い人ほど骨密度が高くなっていることがわかりました。

皮膚の弾力が失われるとシワができやすくなります。『コラーゲンは皮膚の弾力を決定し、皮膚と骨の構築ブロックとなるタンパク質を分け合っている』ともいわれます。

皮膚の状態は骨の質に比例します。骨折リスクを左右するのも、骨の質です。コラーゲンの合成がきちんとできていると骨の健康状態もよく、老化スピードが遅いことが推測さます。ちなみに、骨密度検査でわかるのはカルシウムの量だけで、骨密度が高くても、骨質が悪ければ骨折リスクは高いままです。検査では骨の善し悪しは判断できません。

骨の質に注目

丈夫な骨にするためには骨の量だけでなく、骨の質も考えなければいけません。骨の鉄筋部分に善玉のコラーゲンを増やすことが第一条件。皮膚の状態からも骨の状態がわかり、シワが多いほど骨折リスクが高まっていることが推測されるのも注目です。

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