食事の中で主食と副食の考え方を重視してください。
現代では玄米や麦を食べる習慣が薄れてきました。
若い人の中にはご飯を食べなくても平気、という人も増えています。
穀類は食べ物の陰陽の観点からすると重要な役割を持っています。
安定したエネルギー源
穀類には炭水化物が入っています。この炭水化物をできるだけゆっくりと消化分解することで、安定したエネルギーを得ることができます。炭水化物抜きダイエットなど言語道断です。
穀類の特色は、米でも麦でも粒が小さく育つのに時間がかかるということです。
適度に温める効果
穀類は、一般の食品よりも陽性であり、しかも穏やかな陽性です。体を適度に温める力を持っています。
サラダやアイスクリームの取り過ぎで体が陰性化したのを和らげる機能があります。陽性の動物性食品の害を和らげる効果もあります。
具体的には主食として精製されていない穀類を50%くらい取っていると、肉類を食べても果実を食べてもその量が多すぎることがなければ、神経質に考えなくても大丈夫です。
毒素が少ない
穀類の中でアワ・ひえ・玄米・麦のように生成されていないものはビタミンB群が十分に含まれています。体内で完全燃焼してエネルギーと水と二酸化炭素に分解されます。皮膚呼吸や肺呼吸がしっかりとしていれば体内に毒素を残しません。
逆に、精製された穀類では燃焼が不完全になり、細胞中に乳酸をため込むことになります。血液や乳酸のために酸性になってしまいます。
その結果、乳酸をため込む肝臓や乳酸を排出し、腎臓に負担をかけてしまいます。
精製されてないのが大事
精製された穀類は体にいい食品ではありません。精製されていない穀物の大切さをここで認識したほうがいいでしょう。