そんなに太っているわけじゃない。でも測って見ると意外と重い。
太ってないのに、やたらと体脂肪率や体内年齢が高く出る。逆に太っていて不健康なのに、体年齢が低く出て問題がないと錯覚したり。
やせて見えるのになぜ、体重や数値が悪く計測されてしまうのでしょうか。
骨が最も重い
人間の体では骨が最も重く、その次には、筋肉・脂肪の中に続きます。骨が重い人は体重が大きくなります。
重い順
骨>筋肉>脂肪
骨が強いのはいいことです。病気にもかかりにくく最高の体です。健康でスリムな人が予想外に重いのは骨が頑丈で重いからです。
体脂肪率の測り方は電気を流す
体に電流を通したとき、電気の流れのいい人は体脂肪率が低く計測され、電気の流れの悪い人は体脂肪率が高く計測されます。脂肪は電気を通しにくいので、電気の通りにくい人は、体脂肪率が高いと判定されます。体脂肪計は、電気が流れやすいかどうか脂肪が多いかどうか決めているのです。
体質的に電気が流れにくい人はスリムでも、体脂肪率が高めに出ます。女性ホルモンが多い男性も全体的に脂肪が多めに判定されて損かも。でもそれは肥満ではありません。適度に脂肪がブレンドされたみずみずしい筋肉だったりします。
骨が増えて肥満に?
骨の成分はカルシウムが大半です。しかしカルシウムには電気を通す性質がありません。つまり骨が増えてくると電気が通りにくく、体脂肪率が高いと言う判定が下されてしまいます。せっかく骨が多くていいことなのに、体脂肪率が高いからやせなさい、といったおかしな結論になるのです。
数値はあてにならない
体を切り刻んで体脂肪を切り出して計れば正確ですが現実的ではありません。電気を流して計測する方法では誤差が大きすぎます。
計り方が正確でないのだから、正確でない結果が出ます。正確に判定されていない結果に対して対処しようとすると体のバランスが崩れます。
骨が多いのと脂肪の多いのを勘違いしダイエットで骨を減らすのは愚かです。病気になりやすい体をわざわざ作っているようなもの。健康のために数値を計測しているのに、不健康になってしまったら本末転倒です。
太ったかどうかは見た目で決めたほうが正確
太りすぎの判定方法は簡単です。ウエストが太くなったとか、ズボンがきつくなったとかで決めたほうが正確です。体重や体脂肪率だけで決めるのはよくありません。見た目が太っていないし、ウエストも太くなっていないのに体重が重いからといって、ダイエットするのは愚の骨頂です。
美容のためにダイエットするのですから、見た目が大切です。見た目に問題がなければ無理なダイエットは不要。不要な食事制限で栄養失調や痩せすぎ、リバウンドで太ることもあります。必要な栄養も取れないことになります。
機械に振り回され不健康になってしまったら意味がありません。見た目が太っていなければ問題ない、と判断するのが安全です。
検査・数値で全てがわかるわけじゃない
体重や体脂肪率だけでなく、血液や血液検査などの数値だって同じで、真に受けるわけにはいきません。
検査で全てがわかるわけではありません。数値が悪いからといって病気が進行しているとは限りません。逆に治っている時に数値が悪くなることもあります。
数値だけではいいか悪いか判断しきれません。実際は、具合がよくなっていて数値が悪いのに、悪くなったと誤解して余計な治療を施し患者を無駄死にさせる…数値よりも現実を見なければ、現状はより悪くなります。
検査よりも見た目
病気の判断でも見た目や患者の直接の問診は重要です、元気そうなら何もする必要がありません。
痛くもかゆくもないのに、画像や数値が異常なので治療しなければならない、と判断すると失敗します。一時的に数値が悪くなったようにみえても、体が回復を図っていることがあるからです。
汚い血液を排出するとき数値は悪くなります。 ガンが取れる時には画像では出血し、腫瘍マーカーは急激に上がります。無知な医師は、内臓がだめになったと誤解し無益な治療に走り患者を犠牲にします。 せっかく治っているのに、画像や数値と言う無駄な情報に惑わされてしまったのです。
病気が治る時には一時的に悪化したようにみえます。数値も画像も悪くなるのが西洋医学以外の医学の常識です。
自覚症状もなく顔色が悪くなければ何もする必要はありません。病気でもないのに医師にかかりつけても無駄。 検査であちこちほじくり回し、無駄な治療に走り悪化させ、金を儲けるのが現代医療の実態です。
数字ばかり気にするのがどれほど愚かなことかおわかりいただけるでしょう。数値を気にするよりも、まともな生活をしているかどうか。
太っていなかったり、ウエストが急激に太くなっていなければ、ダイエットなど不要。毎日体重を量る必要もありません。体重の数値を背番号にして貼り付けて歩く必要はないのですから、健康そうにみえれば何キロでも問題ではありません。
何のためにやせるのか
やせることが目的になっている人がいますが、そんな人は醜くやせころげてしまうのです。やせることではなく、健康になることが目的なのです。健康体なら美しく適度にスリムです。健康に美しくなる本来の目的を忘れないようにしましょう。