体によさそうにみえる果物。実はそうでもないのです。
体質によっては悪影響を与えることにもなります。
陰陽でみると、どんな特徴があるのでしょうか。
果物と陰陽
陰と陽を生物で見ると、
植物は動かないから陰性
動物は動くから陽性
という区別をしています。
植物の根と葉を比べると、
葉は太陽に向かって伸びていくので陰性
根は地球の中心に向かって伸びていくので陽性
と判断します。
また、
いっぺんにどんどん伸びるものは陰性度が強い
大地に横に広がって伸びるものは陽性度が強い
と判断します。
地域によっても、
寒帯地方の植物は陽性度が強い
熱帯地方のものは陰性度が強い
とみます。
寒いところで取れる冬場のりんご・かりん・ミカン・キンカンなど陽性です。
陰性の果物
スイカ・メロン・ブドウなどは陰性です。
パパイヤ・マンゴー・メロンなどの南国の果物は、その土地の人々が暑さをしのぐために自然が用意した食べ物です。
日本人がこのような食品ばかりを食べていると健康な人でも体を冷やしてしまいます。暑すぎる夏にはいいですが。
病人にはふさわしくない
病人のお見舞いに果物は用いられます。でも、病気のほとんどは陰性のものが多いので、悪化させる結果となります。
果物は国産のものでも、病人にはおすすめできません。果物を見舞いに持って行く場合には、陽性化させたドライフルーツのほうがいいでしょう。
顔がほてってしまうから陽性体質だと判断する人がいますが、これも一概には言えません。実は陰性体質と判断します。
昔から婦人病は血の道と呼ばれています。更年期に起こりやすい血行不順のことを指しています。
血行不順を起こすと、頭のほうに血が集まり、手足のほうは貧血になりがちです。つまり、血液の流れのバランスが狂っているのです。
顔がほてると喉が渇くので、冷たいジュースや果物がおいしく感じられます。
陰性の女性には注意
果物を取りすぎると、ますます手足が冷えて頭がほてるという悪循環に陥ってしまいます。顔のほてりやすい女性の方は果物の取りすぎに注意してください。