肉類について注目するべきなのは、日本人と西洋人の腸の長さの違いです。
日本人は先祖代々穀物や菜食中心の食生活を送ってきました。
穀類・野菜類から栄養素を吸収するためには肉の消化吸収よりも長い時間を必要とします。
そのため、長い歴史の中で日本人の腸は長くなっているのです。
今は食生活が欧米化して、肉の消費量は昔に比べて圧倒的に増加しています。
穀類や野菜などを食べてきた日本人が、肉を過食すると、さまざまな問題が起こります。
怖い便秘を引き起こす肉類
食べたものは長時間腸の中にとどまり、ガスや毒素が発生しやすくなります。腸が常に便秘の状態になるわけです。
たかが便秘と侮ってはいけません。その便秘の被害は計り知れないほどあるのです。
現代ではアレルギー体質の人が増えているといわれています。
アレルギーの元をたどっていくと大抵の人が便秘にかかっていることがわかります。便秘による毒素の滞留からヒスタミンという物質が腸内で作られるようになります。
それが血液に吸収されてアレルギー体質と呼ばれるものを作っているのです。
肝臓にも悪い
便秘をしている人は肝臓も悪くしやすいです。腸から吸収された毒素が門脈を通ってそのまま肝臓に到達します。
肝臓は懸命に毒素の分解作業をしているので、次々毒素が運ばれてくると、次第に肝臓が弱まってくるのです。
肉類は体内を構成するタンパク質としては大切ですが、過食による被害には十分気をつける必要があるのです。
肉類は全体として陽性の食品に分類されます。よく運動している野生の動物や鳥は陽性度が高く、狭いところで飼育されているブロイラーなどは陰性が強いです。
肉を食べる時には、その3倍以上の雑穀・豆・野菜・海藻・イモ・キノコ類も食べるようにしましょう。
世間では肉が好きな人も多いですが、このサイトではおすすめしていません。