体にはもっともいい食材、それが野菜です。
野菜と一口に言っても、さまざまな特徴があります.
野菜の解説をここでします。
野菜のことをよく知ると健康に大きく近づきます。
陰陽に分けられる野菜
野菜類は、陰陽の双方のものがあります。
夏に収穫されるナス・トマト・キュウリは
陰性のミネラルであるカリウムを多く含んでいます。
野菜類のものは形が大きくなればなるほど陰性となります。
長い時間をかけて土の中で育ち、冬の寒い時期に採れるニンジン
などの根菜類は、野菜の中でも陽性の部類に入ります。
陰性の野菜を、冷え性の陰性体質の女性が食べてしまうと
体を冷やす結果になります。
そういう場合には、陰性化を防ぐ方法が必要です。
植物界の陰陽
陰性 | 陽性 | |
成長環境 | 暖かく熱帯性 | 寒く極地性 |
季節 | 春夏に成長する | 秋冬に成長する |
土壌 | 水分を多く含み沈殿する | 乾燥して火山性 |
成長方向 | 垂直上向き | 垂直下方成長 |
地下に水平方向に広がる | 地上に水平方向に広がる |
成長速度 | 早い | 遅い |
大きさ | 大きく拡散的 | 小さく収縮的 |
高さ | 高い | 低い |
感触 | やわらかい | 硬い |
水分 | 水分が多い | 水分が少ない |
におい | においが強い | においが少ない |
化学成分 | カリウムが多い | カリウムが少ない |
炊きする時間 | 短時間 | 長時間 |
陰性 | ⇔ | 中庸 | ⇔ | 陽性 | |
味 | 辛味 | 酸味 | 甘味 | 塩味 | 苦味 |
陰性野菜を陽性に変える
例えば、圧力と時間という陽性の要素を加えると、
陰性食品を陽性食品として食べることができます。
また野菜を炒めて、熱と少々の塩を加えることによって陽性化します。
根菜類はもともと陽性に近いので、
レンコン・ゴボウニンジン・大根などを
じっくり煮込んだ煮しめなど体を温めるには最適です。
もてはやされているハーブは、もともと野生のものです。
野生のものは生命力が強く、一気に大きくなることはありません。
厳しい自然環境の中でじっくりと育ちます。
このようにして育つためにハーブのお茶は、
体を温める陽性の飲み物に分類されます。
チョウセンニンジンも、3年か5年くらいかかって
小さな根っこの大きさになる強烈な陽性食品です。
一度チョウセンニンジンの育った場所には、
二度と育たないと言われています。
土の中のミネラルを大量に吸収しているため高価です。
韓国でも大量生産されていると言われます。
人工的に栽培されたチョウセンニンジンでは、大した効果は期待できません。
人工の野菜はしょせん人工です。