有害物質が体内にたまるとどうなるでしょうか。
最終的に体調不良を起こし、さまざまな病気の原因となります。
それを改善させてくれるのはデトックス。たまった有害物質を外に出すこと。もともと人間に備わっているデトックス力を最大限に引き出すのが断食です。
デトックス効果のメリットをここで確認です。
有害物質を出す
人間には有害物質や老廃物を外に出す力が備わっています。
栄養素の消化吸収を妨げる物質を体外に排出する機能。免疫力の本質です。
いくら有害物質を外に出す力が備わっていても、人間の体内は相当汚染されています。
体に悪いものを食べているからです。
現代人の大半が、有害物質や異物を外に出せない体になっているのです。
デトックスという言葉が出てきましたが、体調改善するには断食しかありません。
ケガも病気も免疫力や自然治癒力がなければ、治ることは絶対にありません。病院行ったってダメです。
体調改善のための王道がデトックスです。
有害物質がたまりすぎると
私たちの体には有害物質がたまっています。化学物質・重金属・薬物などの有害物質で、血液が汚染され蓄積し、正常な代謝ができないようになっています。
有害物質は脂肪組織に蓄積されやすく、神経系・免疫系・内分泌系に悪影響をもたらします。
断食をすると脂肪が燃焼され、たまった有害物質が外に出てきやすくなります。
処方薬を飲んでいると太る人もいますが、断食をすると急激にやせることもあります。
体が衰弱したわけではなく、脂肪と有害物質の化学物質が一緒に外に出て行ったからです。
大腸のおそうじ
有害物質や食べ物の残りカスは最終的には大腸を通って体外に排出されます。
大腸がきれいに保たれていなければ排出できなくなります。便秘がひどければ、有害物質や老廃物が腸壁にこびりついてしまいます。
断食をすれば、これらの余計なものも排出しやすくなります。大腸の中にたまるものが少なくなるので、
腸の蠕動(ぜんどう)運動によって肛門に押しやり排出しやすくなります。
悪玉菌の勢力が弱まり、腸内細菌のバランスも取れるようになります。
肝機能の改善
肝臓の機能は、アルコールを分解するだけではありません。
薬・食品添加物・重金属など有害物質の解毒にも働きます。
乱れた食生活を続けていれば、肝臓は解毒をし続けなければならず、ダメージが蓄積します。
肝臓の働きが悪くなり、有害物質が体の中にたまる結果となります。
断食をすると有害物質は入ってきません。その状態だと肝臓が働きやすくなってデトックスに専念できます。しかも、肝機能も回復します。
正常に戻すために肝臓を休ませる必要があるのです。
脂肪燃焼
断食をすると間違いなく体重は減ります。カロリーが入ってこないのだから当然です。
体重だけが減少しているわけではありません。単なる結果です。
内臓の機能を回復して有害物質が外に排出されるのと同時に、脂肪も燃焼します。
体重が減ることよりも素晴らしい効果があるわけです。
脂肪を燃焼させることによって体内の脂肪酸バランスも改善されます。
現代人の食生活はリノール酸(アラキドン酸・オメガ6)が多すぎます。一方で、αリノレン酸・EPA・DHA(オメガ3)が少なすぎます。
炎症・血栓予防
オメガ6ばかりが増えると、炎症が起こりやすく、血栓ができやすくなります。
断食で脂肪が燃焼すると、組織の修復が進んで脂肪と有害物質が外に排出されます。蓄積しすぎたオメガ6を減少させられるのです。
細胞膜の柔軟性が回復して、炎症も少なくなり、血栓もできにくくなります。
体の中のいろいろなトラブルやリスクが劇的に減っていきます。がんや心臓病・糖尿病・認知症など改善の可能性が高まります。
食べないメリット
断食で有害物質がデトックスされると、これほどのメリットがあるわけです。
デトックスは体調回復の王道。そのデトックスを効率的に進めてくれるのが断食です。
くだらんものを食べ過ぎている現代人。食べることよりも、食べないことに注目してみませんか。これだけのメリットがあるのですから。