細胞の働きとトランス脂肪酸の弊害

注目されるようになってきた油。良質な油を取らなければ断食・ファスティングなど成功しません。

油が体に与える影響と、悪い油の代表、トランス脂肪酸についてみていきます。

効果的なファスティング・断食を実現するために、まずは油について理解しましょう。

細胞に大切な油

人間の体は60兆個の細胞から作られ、その細胞を包んでいる細胞膜は油でできています。

細胞膜の役割は細胞と細胞を仕切るだけではありません。

細胞の内側と外側の浸透圧を調節し、細胞の活動をするための栄養素を取り込み、細胞中の老廃物の排出し、脳からの情報を伝えます。

細胞膜は、生命活動の基本といえる重要な役割を担っています。まともな油を取らなければまともな体などできません。

脳に大切な油

人間の体で最も油を使うのが脳です。脳の60%が油でできているともいわれています。

摂取する油が悪ければ、ダイレクトに脳に悪い影響を与えます。神経伝達物質だけでなく、さまざま脳の機能に悪影響をきたします。

人間の体は細胞でできていて、その細胞膜が油でできているのですから、摂取する油が悪いものならば、体全体が悪くなるのも想像に難くありません。

悪い油は病気の原因にもなります。心臓病・糖尿病などの重大な疾患につながります。

悪い油が体にどれほど悪影響を与えるか、日頃から真剣に考えている人がどれだけいるでしょうか。

虫も食わないトランス脂肪酸

悪い油の中にトランス脂肪酸があります。不飽和脂肪酸の一種で、代表的なものはマーガリンです。

コーン油・大豆油・菜種油・パーム油などの植物油を原料にして作られています。

液体状の植物油を固める必要があるのですが、その過程で不飽和脂肪酸がトランス脂肪酸に変わります。

トランス脂肪酸の構造は、プラスチックにそっくりで、マーガリンの含まれているパンを食べるのはプラスチックを食べるのと等しいです。

マーガリンの興味深い実験があります。

油でできているので、昆虫や微生物にとってもエサになるかにみえましたが、マーガリンを置いてもハエもアリも1匹も寄りつかなかったというのです。カビ一つも生えませんでした。

自然界からすると「食べ物ではない」と判断されているのです。人間の味覚よりも動物の感覚のほうが優れています。プラスチックを「おいしい」と言って食べている私たちは、はっきり言って虫けら以下です。

欧米では規制されるトランス脂肪酸

こんなに健康に悪いマーガリンなんて、食べないほうがいいに決まっています。というわけで、欧米ではすでに規制がされています。

トランス脂肪酸が体内に取り込まれると、体は分解・代謝しようとします。その際にビタミンとミネラルが使われます。トランス脂肪酸は自然の形ではないため、分解と代謝が大変です。必要以上にビタミン・ミネラルを消費してしまうことになります。

しかもトランス脂肪酸は、体に有効に働くことはありません。

細胞膜の役割を阻害し、細胞自体の働きを妨害します。細胞膜を通して必要な栄養素の物質が流出します。しかも、有害な物質が入り込みます。

しかも、老化やがんの原因になる活性酸素を作り、脂肪酸の働きを邪魔することになります。 こんなものを食べていれば、体内の60兆個の細胞がおかしな働きをするのを無理はありません。

欧米ではすでにトランス脂肪酸の対策がされています。

2006年にはニューヨーク市の飲食店でトランス脂肪酸を使うことを禁止しています。そして、トランス脂肪酸を段階的に排除することを法律で明文化しています。

トランス脂肪酸は、ヨーロッパでも同様に厳しく規制されているのです。

自力で避けるトランス脂肪酸

スーパーに行けばトランス脂肪酸であるマーガリンが大きな顔をして並べられています。何も知らなければ購入してしまいそうですが、効果的な断食・ファスティングには個人レベルで回避するしか方法はありません。

最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE
error: Content is protected !!