ナトリウム以外の各種ミネラルの役割

ナトリウム以外の各種ミネラルの役割

ナトリウム以外の各種ミネラルの役割

ナトリウムは超重要ミネラルですが、ナトリウム以外のミネラルは現代の日本人に不足しています。日本の土壌はただでさえミネラル欠乏症になりやすいので、意識して補給しましょう。

日本の土壌は、ミネラル分が少なく積極的にミネラルを取らないと体調不良か病気を引き起こします。東北地方は火山灰土が多く、ミネラルが欠乏しやすいです。それに加えて、医師の誤った医療知識や減塩信仰・低質な食生活が蔓延し、さらに体調不良が悪化しがちです。

ここではナトリウム以外のミネラルの概要についてみていきます。

マグネシウムについて

マグネシウムは生物の生命活動を支えるミネラルです。光合成をする植物の葉緑素にも必要です。

体内にあるマグネシウムはその6割ほどが、骨に蓄えられ、足りなくなると骨がもろくなると言われています。

体内から分泌される補酵素の原料になるものであり、エネルギー代謝・体温調節にも必要不可欠な物質です。

マグネシウムが足りなくなると不整脈・心臓発作・高血圧神経過敏や手足のしびれ・けいれん・足がつったりすることもあります。マグネシウムが足りなくなると神経および筋肉の働きが悪くなります。

カルシウムばかりが注目されていますがマグネシウムはそれ以上に重要です。

硫黄について

アミノ酸の中にシスチンという構成成分があります。硫黄は、軟骨・骨・皮膚・爪や髪を作るシスチンの原料になっています。

ビタミンB1やパントテン酸と結合し、糖質・脂質の代謝にも関係しています。足りなくなると肌荒れ・皮膚炎、髪・爪の発育が不良になります。

カルシウムについて

体内にあるカルシウムの99%は骨や歯に集中してます。残り1%の血液が筋肉神経内に存在しています。

骨以外にあるカルシウムが足りなくなると骨に蓄えられているカルシウムが溶け出して、血液中のカルシウム濃度を一定に保ちます。

血液中のカルシウム濃度が足りなくなるとパラソルモンというホルモンが分泌され、骨からのカルシウム溶出を防ぎ、腎臓からのカルシウム排出を止める働きをします。

カルシウムが不足すると骨粗しょう症や虫歯・尿路結石などの症状が現れます。

乳製品から積極的に補給するという話が一般的でしたが最近では牛乳が健康に悪い、という話も出ています。カルシウムを摂っても、骨に沈着するわけではない、ということがわかり始めてきたようです。

カルシウムを摂取しない生物が、カルシウムの殻を作り出したり、骨を作り出す現象を科学者はいい加減に説明するべきではないでしょうか。

カリウムについて

余分なナトリウムと、水分を細胞外に排出する働きがカリウムにあります。

ナトリウムを腎臓で再吸収されるのを防ぎ尿中に排出されるよう促します。

余分なカリウムは、体の外に尿として排出されます。腎機能が低下している場合に、カリウムを取りすぎるとカリウムの排泄機能が低下して高カリウム血症になるおそれがあると言われています。

足りなくなると、高血圧や不整脈・疲労感・筋力低下手足のしびれなどが症状として表れます。マグネシウムやカルシウムが不足したときと似たような状況になります。

ケイ素

シリコンとも呼ばれています。カルシウムとコラーゲンの結合を促します。骨や血管は爪などに多く存在しています。

結合している組織を強くする働きがあります。足りなくなると爪が割れたり髪が抜けやすくなります。動脈硬化などの症状も現れます。

リンについて

体内のリンの85%はカルシウム・マグネシウムと結合し歯と骨を構成しています。残りのリンは細胞膜のリン脂質となって存在します。

カルシウムの理想的なバランスは1対1とされますが、現在の日本人は食生活が異常なため、カルシウムの2倍以上の過剰なリンを摂取しているともいわれています。

ヨウ素について

別名はヨードとも呼ばれています。甲状腺ホルモンの原料になります。

体温、成長、心拍数などを含めた体内のほぼ全ての過程に関与するトリヨードチロニンや代謝量の制御に関わり、成長に関与するチロキシンというホルモンを作るのに必要です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/トリヨードサイロニン
https://ja.wikipedia.org/wiki/サイロキシン

不足すると甲状腺ホルモンの分泌が低下して、だるくなったり疲労感が出ます。甲状腺が肥大して甲状腺腫を引き起します。甲状腺の機能低下や乾燥肌・疲労感が現れやすいです。

モリブデンについて

モリブデンは、肝臓や腎臓の働きを手助けするミネラルです。

老廃物を排出する尿酸の代謝や糖質や脂質の代謝に関与します。鉄の利用効率を高める作用があり、貧血の予防になるといわれます。

モリブデンの不足した土地にできた作物を食べていると、食道がんの発生率が高くなると報告されています。不足すると貧血や尿路結石・筋力低下・疲労感・意識障害を引き起こします。

バナジウムについて

脂質の代謝したりコレステロールの合成を抑制し、動脈硬化・糖尿病の予防にもなるといわれます。

ニッケルについて

尿素を分解する酵素の構成成分の一つ。鉄を吸収促進し、ホルモン分泌に関与するが不明な部分が多いです。

亜鉛について

すべての細胞内に存在して200種類以上のある金属酵素の構成成分となっています。

細胞の生まれ変わりを活性化し、骨と皮膚の発育を促す役割があります。

免疫力を高め、生殖機能にも関係し、女性ホルモンの分泌、精子の形成にも必要不可欠。亜鉛が不足すると舌の細胞が成長しなくなり、味覚障害を引き起こします。

クロムについて

クロムには6価と3価が存在し、6価は毒性が高い有害な物質です。3価は糖を代謝するのに必要なもので、インスリンと結合して糖の分解を促進します。

セレンについて

セレンはグルタチオンペルオキシターゼという酵素の構成成分です。活性酸素を消去し、過酸化脂質の抑制に関与します。

https://ja.wikipedia.org/wiki/グルタチオンペルオキシダーゼ

ビタミンEと一緒に摂ると抗酸化力が高まると言われています。セレンの少ない地域に住んでいると心臓疾患にかかりやすいという報告があります。

銅について

銅は、体内に200mlgしか体内にはない微量元素。酸化還元反応を触媒する酵素の構成成分であるので、鉄同様に重要です。

骨と血管を強化するコラーゲンエラスチンの生成にも関係している。メラニン色素を作るチロシナーゼという酵素の合成にも使われる。

銅が不足するとヘモグロビンの合成が不十分になり貧血を起こす。

鉄について

体内の60%~70%は赤血球中のヘモグロビンとして使われている。血液の実態は鉄です。残りの30%~40%の鉄は貯蔵されて肝臓や骨髄・脾臓に蓄えられます。

血液中の鉄が不足すると、貯蔵されている鉄を使って補充し、貯蔵されている鉄を使い切ると貧血を起こします。

植物に含まれる鉄よりも、動物性食品に含まれる鉄のほうが吸収率が高いと言われ、ビタミンCとタンパク質を同時にとると吸収率が高まります。

不足すると貧血や動悸・息切れ集中力低下・頭痛冷え性などにもなります。鉄製の調理器具を使うことも補給には効果的です。

マンガンについて

糖質と脂質タンパク質の代謝に関わっている酵素の構成成分。スーパーオキサイドシスムターゼの構成成分であり、活性酸素を消去します。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スーパーオキシドディスムターゼ

マンガンは土壌に含まれているため、動物性食品よりも植物性食品に多く含まれます。骨と関節をつなぐ結合組織の構成・血液凝固因子の産生に関与します。

不足すると骨粗しょう症・糖尿病・皮膚炎・髪の毛トラブル・目まい・・生殖機能の低下を引き起こすといわれています。野菜や海藻をあまり食べないとマンガンの補給ができないので要注意です。

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