何か飲みたいけど牛乳はよくないって聞いたし……
そんな毎日の健康維持には豆乳がおすすめです。
豆乳
豆乳は、大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮つめた汁をこして作ります。
こうしてできた豆では豆腐の味で青臭く飲みにくいため、植物油などを加え飲みやすく味を調えた調製豆乳や、砂糖・果汁・抹茶・ココアで味付けしたりした豆乳飲料が販売されています。
豆汁をこした豆乳で、何も味付けしていないものを「無調整豆乳」、飲みやすい味や香りに調整したものは「調製豆乳」と呼ばれます。砂糖・甘味料・食塩・ビタミン類の他香料・植物油などを加えて飲みやすい味に加工した「豆乳飲料」と分類されています。
日本農林規格(JAS)は、大豆固形分の割合、たんぱく質含有率で、それぞれの規格を定義し3種類に分類しています。
豆乳 「大豆固形分8%以上」 大豆たんぱく質換算3.8%以上
調製豆乳 「大豆固形分6%以上」 大豆たんぱく質換算3.0%以上
豆乳飲料 「大豆固形分2%以上」 大豆たんぱく質換算0.9%以上
味
無調整豆乳は健康にはいいですが、豆腐の味なので不味いです。調整豆乳と混ぜて飲んだり工夫が必要です。果物をすりつぶしたものと混ぜてスムージーににするのもおすすめです。バナナを混ぜるのが結構おいしいです。
豆腐・おから・ゆば
豆乳に、にがりなどの凝固剤を加えて固めると豆腐になります。無調整豆乳で、凝固させると豆腐ができると表示しているものもあります。
おからは煮詰めた汁を濾して残ったもので、食物繊維が多く含まれています。
豆乳を加熱すると表面に薄皮ができます。これをゆば(湯葉・湯波)といい、おもに吸い物の具として使われたり、刺身のように醤油をつけて食べます。精進料理には欠かせない食材です。
クセのある味の豆乳もあるので、好みが別れがちです。無調整豆乳は特に豆腐って感じで飲みにくい傾向は否めません。いきなり大量に購入せず、スーパーで小さいサイズのもので味を確認してからがいいでしょう。それでは各商品をみていきましょう。
ふくれん


コクと深みがありクセがなくサラッと飲みやすい。飲んでよしニガリで固めて豆腐にしてよし。無調整豆乳のスタンダード。九州産「大豆ふくゆたか」を原料に、大豆の旨みをそのまま味わえる豆乳。豆乳が苦手な人にもおすすめです。

国産大豆を100%使用して作った調製豆乳。遺伝子組換え大豆でない、国産大豆を原料に使用。豆乳という素材を活かし香料や植物油脂は不使用。甘さの一部にお米由来の糖分を使用し、やわらかく、さっぱりとした飲みやすい甘みが特徴です。

九州産大豆『ふくゆたか』を使用。通常は取り除かれる「おから」をそのまま含ませ、食物繊維が残し大豆本来の旨みを感じられる濃厚な味わいが特徴。そのままでも、果物や野菜と一緒にスムージーにしても、また料理にも幅広く使えます。
キッコーマン 北海道産大豆 無調整豆乳 1000ml×6本


無調整豆乳によくある青臭さが軽減。豆腐のような香りと、ほんのり甘味が感じられる。飲むだけでなく豆乳鍋などのアレンジに使える。
豆乳は開封すると悪くなるのが早いので、開封後2~3日以内に使いきりましょう。飲みきれない、試したいなら200mlパックがおすすめ。
マルサン

大豆と水だけを使用し、大豆本来の味を大切にした自然派豆乳。遺伝子組換えでないカナダ産大豆を使用。クセのない味です。


大豆固形分10%の濃厚無調整豆乳。大豆たんぱく質と大豆イソフラボンが摂れ、原料は国産大豆100%。湯葉や豆腐も楽しめます。濃厚タイプなので味が少し異なるのには注意です。200mlサイズで味を確認してからがおすすめです。


豆乳を原料とし、大豆たんぱく質を摂取しやすいように工夫されています。大豆固形分9%の濃厚タイプ。飲みやすい甘さに調整されています。
大塚食品 スゴイダイズ 無調整タイプ


豆乳では捨てられるおからの部分までまるごと大豆を使った豆乳。大豆固形分14%以上の無調整タイプで濃いめ。国産大豆100%使用。常温保存可。初めての飲用の場合は少量の試飲で試してみて。
KIRKLAND (カークランド) シグネチャー オーガニック豆乳 バニラ味

バニラ味、すっきりと飲みやすい風味に仕上げた豆乳。ほんのり甘めでさっぱりしてクセがない。フルーツジュース、パイナップル、オレンジ、グアバのトロピカルフルーツジュースのベースにもできます。豆乳が苦手という人も、牛乳のかわりにしたい人も、健康を大切にしたい人にもおすすめです。
健康
豆乳は、開封しなければ2〜3ヶ月は保存できるので備蓄しながら飲めます。開封すると弱るのが早いので早めに飲みましょう。まずは少量タイプで味をみて、気に入ればまとめ買いするのがお得です。
大豆イソフラボンが含まれ、これが骨粗鬆症予防、抗動脈硬化予防、更年期障害の緩和など健康にいいといわれています。健康飲料として親しまれている豆乳を生活に取り入れて健康を維持しましょう。
無調整豆乳はまずいのがデフォルトなので、こういうものだと受け入れてください。