体調不良には2種類あり、物理的な原因と化学的な原因の2つがあります。このような分類は一般的になされていません。
物理的な原因とは、体に物理的な力がかかることが原因のことをいいます。
体の外側から力がかかったことが原因です。
一般的には『ケガ』と呼ばれ、外科という診療科で扱われることが多いです。転んだりして外側から力がかかったのはこのような例です。
物理的な原因はわかりやすく、
物理的なものが原因なら物理的な対策ができます。
化学的な原因もあります。
それは血液を汚したことにあります。
化学物質を体の中に取り込んでしまい体調が悪くなることがあります。
その他にも、精神的ストレスが積み重なり
血液が酸化してしまうこともあります。
精神的・心理的なダメージがかかった場合には、
広い意味で化学的な原因であると見ても差し支えないでしょう。
一般的には『病気』と呼ばれ、内科という診療科で扱われることが多いです。
体の外側から力のかかる『ケガ』
血液を汚すことに原因がある『病気』
とは、その原因が根本的に異なるのです。
ケガと病気をひとくくりにはできません。
物理的な原因の代表例はけがや骨折など。
このようなタイプの人は自然治癒力を最大限に発揮することしかありません。
栄養のあるものを食べること
ゆっくり休むこと
です。
病院で使われる抗生物質・処方薬・ビタミン剤・痛みどめ・消毒液などは
回復を遅れさせ、傷跡を残す原因となります。
簡単に言うと傷がふさがるまで
じっとしているしか方法はないということです。
化学的な原因は、血液が汚れてしまい、
体のどこかに悪い血液がたまってしまったことが考えられます。
このようなものが原因となって血液が汚れてしまいます。
汚れた血液は、外に出すしか方法はありません。
いわゆる毒出し(デトックス)をしなければいけないということ。
最近では免疫力という言葉が出てきていますが、
体の中にたまった異物を外に出す力のことが免疫力の本質です。
普段からいらないものは、外に出さなければいけないということです。
化学的なものが原因なのに、物理的な対策を講じても意味がありません。
原因に全く対処していないからです。
原因があるから結果がある。
原因の取り除いていないのだから結果があり続けるのは、当然かつ法則です。
血液が汚れて酸化することにより、体のどこかが悪くなります。
そして、悪くなる場所は血液の流れの最も悪い場所です。
血流が悪く、異物を外に出すことができないからです。
人によって弱点は異なります。
汚い血液がたまってしまったことが原因とわかれば、やることは一緒です。
作り出された血液は体の中を縦横無尽に駆け巡ることになります。
どこが悪くなってもおかしくないということです。
頭に問題が出るのか、胃袋に問題が出るのか、
腸に問題が出るのか人によってさまざまです。
表面に現れた症状だけを見て分類するのが現代医学です。
大切な血液が汚れたことに何の疑問も抱いていないわけです。
毎日の食事が悪ければ、汚い血液がたまり、
体調不良になってしまうのも当然のことです。
血液に原因があると分かったら、
血液をきれいにすることしか体調不良の対策はありません。
それにはもちろん食事です。
まともな食事をとることによって血液は次第にきれいになってきます。
そして、ゆっくりと体調が改善していきます。
悪い血液が出るときには、体調が悪くなったように見えるかもしれません。
化学物質などの有害物質は、骨や細胞の中にたまることがあります。
それらのものが出てきた時には、出血したり、体調が悪くなったように見えることもあります。
回復には時間がかかります。
例えば、10年間にわたり不摂生を繰り返してきた場合に、
1年くらいで治ったら、はっきり言っておかしな話です。
10年間も不摂生を続けてきたのだから、
10年くらい体調不良の改善にかかってもおかしくはないわけです。
それくらい長い目で少しずつ地道に頑張っていかなければいけないのです。
手術や薬を飲んですぐに治ります、というのは虫がよすぎるわけです。
10年かけて作った体調不良の原因は、
それくらいの時間をかける覚悟がいるということです。
ここで行った分類は一般的なものではなく、
ご存じの医師に相談したとしても、きっと笑われるだけでしょう。
でも、どんなに立派な機械を使ってもわからない原因があるのだから、
体調不良の捉え方を根本的に改める時期が来ているのでしょう。