玄米が体にいいのはわかっているけど、なかなか理解できないし、チャレンジするのもなんか面倒。
はっきり言って、玄米の正しい食べ方がわかっていない人が多いです。
玄米の正しい食べ方を、有名な学者がテレビやラジオで、ご丁寧に教えてくれるわけがありません。
専門家と呼ばれる人といえども、栄養豊富で、
体にいいくらいにしか思っていればまだマシなほう。
玄米と切っても切り離せない、玄米の正しい食べ方の基本となる全体食の概念をここで確認します。
丸ごと食べる全体食のよさ
食べ物は丸ごと食べたほうがいい。
食物の部分部分が食べるのではなく、食材を丸ごと食べる食べ方を『全体食』といいます。
全体を食べることによって、穀物の生命力を自然に摂取できることになります。
植物でも動物でもその一つのもので、バランスが取れています。その個体の一部分を食べていると体のバランスが偏ります。
肉を食べるのなら牛を一頭、豚を一頭丸々食べることになりますが、現実的には無理でしょう。
全体を意識して食べなければ、栄養のバランスは間違いなく悪くなります。
玄米は全体食を実現するには都合がよく、正しい食べ方に近づきます。
全体食のメリット
玄米は一粒に生命を生み出す力があります。
それを一度に何千粒も食べられます。これほど都合のいいものはありません。肉でとれるタンパク質など、たかが知れているのです。
一物全体を食べることによって毒素の発生が少ないと言われています。部分になると栄養の分布が偏ります。
部分食で発生した毒素を、中和しきれないことになります。
玄米を食べることはこの全体食を実現しやすいのです。白米を食べることは、玄米のぬかの部分を取り除いているので部分食になり、必ず栄養バランスが狂ってきます。
白米では、米の正しい食べ方ができないのです。
人間の生理機能を最大限に発揮
人間には体内に入ってきた食物を血や肉に変化させる力があります。
人間の生理機能を最大限に活用するなら、自分の栄養は自分で生み出すことを目指さなければいけません。
このような能力が備わっているにもかかわらず、肉食などの部分食を行うと、人間の生理機能を退化させることとなってしまいます。
サプリメントやビタミン剤なども同じです。
このようなものに頼っていても人間の生理機能は退化する一方。
このようなもので補ったとしても、いつか必ずしっぺ返しが来ます。一時しのぎになることはありますが、一時しのぎにしかなりません。
そんなわけで食事をするなら全体食を意識することをおすすめします。米の正しい食べ方にもつながります。
タンパク質を○○g取ればいい、というものではありません。数値化できる簡単なものではありません。
それよりも、全体食は陰陽のバランスが取れていること。そのもの一つで完成しているところに注目です。
なかなか理解されない全体食
玄米をいくら勧めても、米の正しい食べ方としての全体食の概念がわからなければ、玄米のよさはわかってもらえないでしょう。
科学者の多くが理解できない生命のメカニズムが玄米にはあるのです。