玄米って炊飯器で炊けるのでしょうか?
実際に炊けます。
が、白米とは異なり工夫が必要です。その具体的な手順と注意するポイントを見ていきましょう。
具体的な手順
- 玄米を計る
- 計った玄米を研ぐ
- 水に1日~3日つけておく
- 炊飯器の釜に入れる
- 炊飯器の玄米モードで炊く
- 炊き上がったら少し置いておく
玄米の水加減
炊飯器で玄米を炊く場合には、玄米モードを使ってください。水加減は釜に指定された水位で大丈夫です。1カップなら玄米の1の線でOK。
悩まないで指定された通りの水量で作りましょう。カップは炊飯器に付属しているものを使いましょう。1カップあたり180ccのものです。
炊く前に水に浸ける
玄米は炊く前に水を吸収させたほうがおいしくできます。白米のように米を研いでから30分で炊くわけにはいきません。事前に水を吸収させておかなければいけません。
その時間は最低でも1日くらい。2、3日すると芽が出てきて発芽玄米になります。水が汚れたらまた洗い、再度きれいな水に浸けてください。暖かい時期になると水が汚れやすいです。
水を吸収していますが、炊飯器の水量は、指定された通りでOKです。1カップを計り水に浸けておいたなら、1カップの線のところまで水を入れるのです。
水は吸収させたからといって、水を少なくする必要がありません。
玄米モードがない場合は水量だけ多く
玄米モードがない場合には、水量を玄米の1.5倍~2.0倍くらいにします。
他の条件は上に紹介した通りで、水に浸けておくことが必要です。
炊くときに入れたほうがいいもの
玄米を炊くときにおすすめの調味料があります。
- 塩
- 酢
- にがり
玄米と塩の相性はとてもいいです。塩は体に悪いと思って控えている人がいますが全くの逆。塩に含まれるナトリウムは、神経を働かせてくれるので絶対に必要です。
むやみに減塩すると神経細胞が働かなくなり、ものが考えられなくなったり、神経が働かず、血液の流れが悪くなる弊害も考えられます。減塩の健康効果には科学的根拠はありません。
体に必要なものですから、塩はちゃんと取りましょう。にがりは塩分のバランスがとてもいいので加えるといいでしょう。
アルカリ性食品の酢は、小さじ一杯加えると腐りにくくなり、健康にもいいです。夏場にはおすすめです。
炊きたての玄米はおいしくない
どんなにおいしい調理器具を使ったとしても、玄米で絶対にやってはいけないポイントがあります。それが炊き立てを食べることです。炊きたての玄米はおいしくありません。
少し時間を置くとか、冷蔵庫で冷やしたものを蒸すほうがおいしく食べられます。炊き立てがおいしい白米と玄米は違うのです。
炊き上がったら保温モードで少し置いたり、蒸らすのがおすすめ。少し寝かせておく時間も考慮して炊きましょう。
炊飯器で炊けると楽
玄米を炊飯器で炊くのは意外と簡単。白米と異なるポイントは、少し水に浸けておく時間が長いこと。 炊きたてがおいしくないところです。
それ以外は白米と大して変わりません。挑戦したこととない方は失敗しても大丈夫なように、1カップほどの少量で試しに玄米を炊いてみてください。炊飯器で炊くのに慣れると玄米が楽に食べられます。