NO IMAGE

ワリエワ ドーピング疑惑 2カ月前サンプルから心臓薬 トリメタジジン 成分

ワリエワのドーピング疑惑 2カ月前のサンプルから心臓薬成分が検出か 海外報道
2022/02/10 09:25デイリースポーツ

8日夜に開催予定だったフィギュアスケート団体のメダル授与式が、「法的な問題」を理由に急きょ中止された問題で、複数の海外メディアが9日、ロシア五輪委員会からの出場で団体金メダルに貢献したカミラ・ワリエワ(15)がドーピング検査で陽性反応が出たためであると報じた。

五輪専門メディア「インサイド ザ ゲームズ」は9日、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のドーピング(禁止薬物使用)疑惑が関わっているとし、その対象が15歳のカミラ・ワリエワだと写真付きで報道。

今季世界歴代最高得点を連発しているワリエワは団体で女子SP、フリーともに出場し、金メダルに大きく貢献した。個人種目でも圧倒的な金メダル候補に挙がっている。

露メディアによると、陽性となったのは心臓薬の「トリメタジジン」で、陽性となったサンプルは2カ月前の12月に採取されたものだという。「トリメタジジン」は心臓への血流を増やすもので、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止薬物に指定されている。WADAの規則ではドーピング違反者が18歳未満の場合は開示義務はないとされている。https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/sports/20220210041.html

「「トリメタジジン」は心臓への血流を増やすもので」

心臓の血流が悪いのか
心筋炎の一歩手前か

わ  か  る  な

18. 薬効薬理
18.1 作用機序
トリメタジジンの血管拡張作用、心仕事量減少作用、副血行路形成促進作用、心筋代謝改善作用、心筋保護作用、血小板凝集抑制作用の作用機序は明確でないものの、トリメタジジンはmitochondrial long-chain 3-ketoacyl-CoAthiolaseの阻害により脂肪酸のβ酸化を抑制しグルコース酸化を亢進することで、心臓のエネルギー代謝に影響を与えると報告されている。

18.2 血管拡張作用
イヌより摘出した動脈及び静脈を用いたin vitroの実験で、プロスタグランジンF2αによる収縮を弛緩させることが認められている。

18.3 心仕事量減少作用
開胸麻酔イヌを用いた実験で、拡張期血圧の下降、心拍出量及び心拍数の減少が認められ、また、オープンループ法(イヌ)による実験で静脈還流量の減少が認められている。

18.4 副血行路形成促進作用
実験的心筋梗塞イヌを用いた実験で、虚血部位へ向う冠状動脈間の口径の大きな吻合数の増加及び梗塞巣の修復縮小を促すことが認められている。

18.5 心筋代謝改善作用
実験的大動脈弁閉鎖不全イヌを用いた実験で、心筋での酸素、乳酸、焦性ブドウ酸の摂取率の増加が認められている。

18.6 心筋保護作用
モルモットの摘出心房を用いたin vitroの実験で、無カリウム液、強心配糖体及びニコチンによる不整律動に対して、心筋細胞内カリウムイオンの喪失抑制に基づく拮抗作用を示すことが認められている。

18.7 血小板凝集抑制作用
健康成人血液を用いたin vitroの実験で、血小板のコラーゲン、ADP、アラキドン酸による凝集に対して、血小板膜安定化に基づく抑制作用を示すことが認められている。
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00067270.pdf

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE
Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロッカーを検出しました

広告をブロックする拡張機能を検知しました。閲覧をするには、これらの広告ブロッカーを無効にしてから更新してください。

error: Content is protected !!