ビタミンB3とは
別名はナイアシン。すべての代謝活動に必要で、脳内神経伝達・皮膚の水分調整に関わっています。血管拡張効果があり、血清脂質値の上昇を抑制します。
蓄えられる
体内に蓄えることができます。肝臓はトリプトファンというアミノ酸から生産できて、不足しにくいビタミンです。逆に取り過ぎて中毒になることがあるの注意です。
所要量は不明
ビタミンB3は肝臓で作られるものなので、1日の必要摂取量を算定するのは難しいです。一般的に女性は10mg、男性は16mgで足りると言われています。
欠乏しにくい
肉類に多く含まれるため欠乏症は少ないです。
むしろ、ナイアシン製剤による中毒が増えているといわれ、過剰摂取のほうが問題です。100mgを超えると問題が出ると言われています。過剰摂取により、心拍障害・黄疸・肝臓障害が起こる場合もあります。
サプリメントや錠剤で補給しても、健康な人には無意味です。心筋梗塞や精神的な病で処方する場合がありますが、科学的根拠は実はありません。
ビタミンB3を含む食品
- ピーナッツ
- 牛肉
- ハム
- ソーセージ
- 豚肉
- ローストチキン
- 全粒粉
- アーモンド
- 卵
- 小麦粉
- ジャガイモ
ビタミンB3のポイント
- すべての代謝活動に必要
- 神経・血管にいい
- 肝臓に備蓄できる
- 欠乏よりも過剰摂取が問題
- 科学的根拠なく治療に用いられることも