ビタミンB6とは
別名ピリドキシン。タンパク質を代謝する酵素の成分として働きます。脳内神経伝達物質であり快楽ホルモンであるセロトニンの生産にも関わります。鎮痛作用があるといわれています。水溶性で熱と光に弱いです。
経口避妊薬はビタミンB6の消失になると言われています。不足すると気持ちが不安定になります。ビタミン製剤はおすすめできません。
所要量
一般的には1日男性1.5mg、女性は1.2mgと言われています。でもこの数字は、欠乏症状が出ている人の数字だと言われているので、もっと少なくても構いません。<妊婦は1日2.0mgと言われています。
不足するとこうなる
不足することはほとんどありません。肉・ジャガイモ・穀類に多く含まれているので不足しにくいです。経口避妊薬を使用する女性には欠乏症が出やすいです。
食欲不振や下痢・イライラ・集中できない・皮膚の炎症・痙攣もあります。
とりすぎるとこうなる
ピリドキシン過剰症ともいいます。100mgで神経症を引き起こします。目まいや感覚障害が現れます。重症になると、自分の体でなくなるような感じが現れます。
サプリメントや錠剤での補給は必要ありません。 痛みを伴ったり、精神疾患の付随症状を和らげる効果が期待できると言われています。
含まれる食品
- サケ
- いわし
- レバーソーセージ
- 豚肉
- ジャガイモ
- 全粒パン
- ニンジン
- パプリカ
- 牛ひき肉
ビタミンB6のポイント
- タンパク質を代謝する酵素の成分
- 脳内神経伝達物質やセロトニンを作る
- 不足しにくい
- 過剰摂取での感覚・意識障害に注意