ビタミンDとは
骨の成分であるカルシウムを吸収し、骨格と歯に蓄える性質があります。炎症を抑制する効果があります。
不足するとニキビ・吹き出物・痛み・化膿巣になることがあります。胸腺で防御細胞を生産し、神経細胞の伝達物質にもなります。
太陽光で活性化
体内のコレステロールから合成され、太陽光を十分に浴びると活性化します。週に2回、30分程度日光に当たっていれば十分です。しかも、顔だけで十分です。
脂溶性なので、適量の油脂と一緒に摂ることが重要です。脂肪分は一般的な食事に含まれているので、ほとんど問題ありません。
所要量
所要量に関するデータはほぼありません。新鮮な空気に毎日触れていればOKです。体外から補給する必要はありません。
食品の保存や加工で壊れることはなく、欠乏症になることは少ないです。
サプリでの補給は注意
年齢にかかわらず、サプリメントなどで補給する人が多いですが、過剰摂取を招き、危険になることのほうが多いです。
アメリカでは、ビタミンD中毒の症例が報告されています。ドイツでは、ベビーフードに大量に含まれていたため回収されたことがあります。
過剰摂取
大量に摂取することにより、食欲不振・吐き気・頭痛・腎臓結石を引き起こすことがあります。関節炎や動脈硬化の原因ともなりやすいです。
カルシウムが足りない時に過剰供給されると、骨からのカルシウムがなくなるので注意です。
1日25㎍以上取らないようにしましょう。サプリメントや錠剤により、過剰摂取となります。子供の場合は過剰摂取になりやすいです。
食事の工夫で充分
高齢者の場合も、不足気味になることはありますが、献立の工夫だけで十分です。ダイエット食品やカロリーを抑えてあると表示してあるものは注意です。吸収に必要な脂肪分がカットされてしまい吸収されにくくなるからです。
ビタミンDを含む食品
- ニシン
- サケうなぎ
- 卵
- 生クリーム
- チーズ
- ベーコン
- レバーソーセージ
ビタミンDのポイント
- 骨格と歯に重要
- サプリ・製剤から補給は不要
- 油脂と一緒に摂るべき
- 過剰摂取が問題
- 食事の工夫で充分