ビタミンEとは
ビタミンや脂肪酸を助け、フリーラジカルの攻撃から守る機能があります。肺がん・大腸がんなど、がん予防や免疫システムを働かせるためにも有効です。
炎症の原因となるアラキドン酸の作用を抑制します。授精促進作用があり、精子の産生にも大きな関わりがあります。
作り出せない
複数の物質から構成されているので、人工的に作り出せません。医薬品企業も人工ビタミンEの作成には成功していません。
天然のビタミンEは安定性が高いので、熱や保存によって壊れることはほぼありません。
所要量
一般的に言われている1日の所要量は、女性が12mg、男性が15mgと言われています。妊婦は17mgと少し増えます。不飽和脂肪酸を消費する人はさらに必要となります。
安定性が高いので欠乏することはほぼありません。 調理に使用される植物油に含まれているので、欠乏する危険性は低いです。
200mgで、吐き気や筋肉の弱まり・頭痛・疲労感が現れます。300mgを超えると、高血圧や傷の治りが悪くなる、甲状腺の機能が悪くなります。
補充する必要なし
基本的には補充する必要はありません。心臓・血管をよくする働きがあると言われてはいますが、本当かどうかは疑わしいです。
アメリカではビタミンE製剤が大量に処理されているにもかかわらず、心筋梗塞の発症例が少なくなった、というデータはありません。
ビタミンE製剤が存在しない国のほうが、心筋梗塞の発症例が非常に少ないという矛盾もあります。
ビタミンEを含む食品
- 小麦胚芽油
- ひまわり油
- 小麦胚芽
- オリーブオイル
- ピーナッツ
- くるみ
- 亜麻仁
- アスパラガス
- 卵
- アボカド
- チーズ
ビタミンEのポイント
- 免疫システムの改善
- 人工的に合成できない
- 壊れにくい
- サプリでの補給は不要
- 製剤で改善したデータはない