骨の健康に欠かせないビタミンD

骨の健康に欠かせないビタミンD

骨の健康に欠かせないビタミンD

骨に必要なビタミンD。

破骨細胞と骨芽細胞を活性化させ、骨を作るために必要なビタミンとされています。

そのビタミンDをどのように補給して増やせばいいのでしょうか。ビタミンDの役割とともに解説します。

ビタミンDの役割

ビタミンDはカルシウムやリンの働きをサポートし、骨や歯を丈夫にします。血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きもあります。

骨の再石灰化に必要なカルシウムを血液中に引き込み、腎臓でのカルシウム再吸収を促進させる作用に加え、
腎臓からのカルシウム排泄を抑制し、破骨細胞を活性化させる副甲状腺ホルモンの働きを抑制します。

ビタミンDが欠乏すると幼児期にはくる病になります。

くる病は、骨端の軟骨組織だけが成長し、体重や筋肉の緊張のために不均等な圧力を受け、関節の肥大や脚・脊椎の湾曲が起こる病。

ビタミンD欠乏で成人は骨軟化症になります。

成人の骨軟化症は、骨や軟骨の石灰化障害により、骨もどきができて骨が軟化してしまう病気。

ビタミンDとカルシウム代謝との関係は指摘されており、小腸におけるカルシウム吸収の増大、骨に必要なカルシウムを骨中に動員する作用がビタミンDにあります。

日光に含まれる紫外線に当たることにより、ビタミンDは活性化ビタミンDに変化します。太陽の光を浴び、ビタミンDが活性化されると、骨にカルシウムが沈着します。

日の光に当たることは骨に大切です。

免疫力UP

ビタミンDには抗ガン作用があります。ビタミンDには骨を丈夫にするだけでなく、自己免疫疾患の発症抑制に重要で、免疫反応の調節因子になることがわかっています。

日光を浴びる時間が長いほど、がんの発生率が低くなったというデータもあります。

アメリカの大学で行われた研究で、血中ビタミンD濃度のレベルと大腸がんとの発生率の関係を研究したところ、アメリカ人25000人を対象に10年間調査した結果、血中ビタミンD濃度が高いグループは、低いグループに比べ、大腸がんの発生リスクが79%も低いという結果が出ました。

ビタミンDは、大腸がんだけでなく、さまざまながんのリスクを減らすことわかってきました。ビタミンDのおかげでがんのリスクが下がったというよりも、骨が丈夫になって健康になった、ということになるのかもしれません。骨が丈夫になればガンにならないことも推測できます。

他にもビタミンDの注目すべき研究はあります。免疫細胞にビタミンDを加えると、さまざまな細菌に対する防御作用が生じると確認されました。結核に日光浴が有効なのも理解できます。

緯度の高い国ほど日に当たる時間が短く、そのような国の人は大腸炎やクローン病になりやすいです。冬が始まる季節でも病気になりやすいというデータもあります。

日照時間とビタミンDの関係も注目され、日光に当たる時間の短い人は、病気になりやすい傾向があります。

ビタミンDの増やし方

体内でビタミンDの合成される場所は皮膚です。食べ物に含まれるプロビタミンDが紫外線を受けて、活性型のビタミンDに変化します。

体内の活性型ビタミンDが充分なら、活性型ビタミンDは作られません。プロビタミンDが不足した場合、日光浴をしても活性型ビタミンDは作られません。脳下垂体から分泌されるホルモンによって、ビタミンDの生産はコントロールされています。

ビタミンDは体内で作り出せるため、本来ならビタミンと扱うべきではなくホルモンに近いものと捉えたほうがいいでしょう。ビタミンDとカルシウムを同時に取ったほうがいいという人がいますが、体内で合成できる点を無視している点で見当違いなアドバイスです。

ちなみに、人工的なビタミンDを摂取した場合に、生まれたばかりの子供にビタミンが不要なわけで解説したように、骨のカルシウムを奪い、骨をもろくする危険性があります。ビタミン剤を信奉する自称専門家には注意です。

日光で増やす

ビタミンDを補給したいならサプリメントからではなく、ビタミンたっぷりの食生活に加え、体内で合成するほうが安全で確実。日光浴は骨の健康の早道です。

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