栄養補給や健康維持を考えるなら毎日の食事を考えることが絶対に必要です。ここで紹介するのはブロッコリー・エンドウマメ・ショウガです。
どこのスーパーでも販売されているものですが、
期待できる健康効果は計り知れません。
これらの食品の特徴と、食べ方、栄養成分について確認してみます。
ブロッコリー
ブロッコリーには、ガンの抑制効果があると言われています。
すぐれたラジカル捕捉能となるビタミンC・カロテノイドが豊富に含まれているからです。
その中でもβ-カロテンは100g中に7100μgも含まれます。
生のブロッコリー100gには61mg加熱した状態で、
37mgのグルコシノレイトが含まれています。
このグルコシノレイトはがんを予防する効果があるとされ、
冷凍すると含有量は下がってしまいますが、
他の野菜よりはまだまだ多いです。
エストロゲン代謝にも影響をおよぼし、
女性の乳がん予防に役立つといわれています。
ブロッコリーは、生でもゆでても食べられ、冷凍保存できるのが魅力的です。
生のブロッコリーを10分くらい水に浸けておくと虫が取れます。
でも、ビタミンCが失われてしまう欠点があります。
ゆでるときには、生のブロッコリーの頭を上にして軸のほうを鍋に入れます。
頭の部分は湯につけず、10分~15分間フタをせずにゆでます。
エンドウマメ
エンドウマメにはβ-カロテン・ビタミンB群の葉酸塩・ナイアシン・タンパク質・銅・サポニンが豊富に含まれています。
えんどう豆200gで、銅の1日の所要量の4分の1が取れてしまいます。
銅の役割は鉄の造血作用を助けることにあります。
銅がなければ、食物から供給される鉄が
造血器官を素通りしてしまうので生体に役立てられないのです。
エンドウマメに含まれているサポニンは腸内でがん抑制・免疫力強化・抗菌・炎症抑制作用があるといわれます。
コレステロールを下げる効果もあります。
冷凍保存しても生とほとんど変わらない栄養分が含まれているのが魅力です。
ショウガ
ショウガはアジアに古くからある薬用植物でジンゲロールという物質を含んでいます。
この物質は化学構造も薬効アスピリンそっくりだといわれていますが、
リスクが小さいです。
血小板が固まるのを防いでくれて、血流を改善する効果があります。
ショウガには、ストレスホルモンの働きを和らげる働きがあります。
目まいや船酔いにも効果的とされます。
料理には欠かせない食品で、キリッとした辛味があるのが特徴。
中国ではニンニクと同時に使われることが多いです。
カレールーの原料で、アジアでは野菜・魚料理によく使われます。
ケーキ・ビスケット・クッキー・プディングにも使われます。
飲み物では、お茶・ビール・ワインに使われることも。
ショウガは新鮮なものを選び、すりおろして使うと最大限の効果が発揮できます。
副作用がないのが魅力
ブロッコリー・エンドウマメ・ショウガには
これほどの健康効果が期待できます。
できるだけビタミンが失われないような調理方法を選びましょう。
ビタミンを補給するのならビタミン剤などに頼らず、
このような健康に食品をふんだんに使ってください。
さまざまな健康効果がありますが、
処方薬のような副作用がないのが一番の魅力です。