ビタミンの代表選手、ビタミンCの特徴をみてみます。
いいことはばりではないことを理解してください。
そして、摂取方法にも注意です。
ビタミンCとは
別名はアスコルビン酸。
反応性の強い酸化物から身を守り、
がん・動脈硬化・リウマチを予防する効果があるといわれます。
通常の食事以外で補給しても予防効果が強まることはありません。
免疫機能を強化し、結合組織の形成を促してくれる機能があります。
皮膚や歯肉の健康維持にも役立ちます。
脳内神経伝達物質のセロトニン・ノルアドレナリンの生産にも関わります。
相互作用
水溶性で他の物質と相互作用があります。
造血に必要な鉄の生産を促してくれます。
ビタミンCと鉄が増えすぎると、有害なフリーラジカルの発生につながります。
ビタミンEとは切っても切れない仲で、相互に協力し合います。
水や酸素・光・熱に極めて弱いです。
所要量
1日の所要量は75mg~100mgと言われています。
30mgでも十分という説もあります。
はっきりしていないのが現実です。
体内で作り出せないので、ビタミン剤で補うべき、
と製薬会社は主張します。
ビタミンCは体内で作ることができず、不足しやすく、
外的影響にも弱く補給しにくい栄養素ですが、
過剰になりやすいです。
酸化防止剤・合成保存料として含まれているからです。
ポテトチップス一袋には、
1日の所有量をまかなえてしまうくらいの量が含まれています。
悪影響
水溶性で摂取しすぎても尿や便と一緒に排出されるだけ
と言われてきましたが、
遺伝子を傷付ける作用が近年では報告されています。
1日500mgで問題が生じると言われています。
1000mgを超えると
下痢・血便・腎臓結石・不妊を引き起こす危険が出ます。
銅の吸収を妨げ、鉄の利用を促します。
ビタミンC剤を使っていると糖尿病検査で正確な数値が出ません。
健康な人が服用すると過剰摂取になります。
風邪や感染症に効果があると言われていますが、
科学的根拠はありません。
サプリメントや錠剤での補給は健康な人には不要です。
ビタミンCの含まれる食品
- グァバ
- パセリ
- パプリカ
- ブロッコリー
- 芽キャベツ
- カリフラワー
- キウイフルーツ
- グレープフルーツ
- レモン
- オレンジ
- トマト
- ジャガイモ(皮付き)
ビタミンCのポイント
- がん・動脈硬化・リウマチに効果的
- ビタミンEとの相互作用
- 過剰摂取で悪影響あり
- ビタミン剤で補給は不要